再掲【Home is where we start from.】
2018年03月9日|astrology, Impression, やまねこクロニクル|
★毎週月曜日は阿佐ヶ谷のウラナイトナカイにおります。
・次回は3月12日(月)となります。
11:00~21:00 みかみまき 通常鑑定メニュー
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☆『水晶からあなたへのメッセージ郵送します。』
水晶先生という大きな水晶で見たメッセージを紙に書いて郵送にてお送りします。対面鑑定に来られない方などもどうぞ。
☆ネットショップ「あおいとりアクセサリー」新商品アップしました。良かったらご覧ください。
★4月20日(金)/5月13日(日)相性のチャート読み会やります。
★次回3月26日が最終です『水晶リーディング練習会』
★5月25日~28日ブライアン・クラーク先生がまた来日します。
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生まれる場所、環境、育ててくれる人、どれも選べない。
養育者の方も、育てる人を選べない。
でも、どちらにしろ、
わたしたちの命が始まり、幼少期を過ごすところ。
【Home is where we start from.】
そこがどんなとこであったか何を感じたかを、
その後どのように自分の中に取り込み、
活かすかが、その人の人生を作っていく。
過去どうであったかをキャラクターにするのではなくて、
その過去を今どのように活かしているかで、自分のキャラを作る方が大事。
その過去をどのように消化するかどれだけ血肉とできるかは、本人次第。
家族というのは場を共有するので習慣の核を作るもの。
自分が初めて属す社会。
そのトラウマや課題を呪いのように受け継いでいるのだとしても
親も先祖も精一杯だったんたろうなとか、なんとなく思います、この頃。
どんな生き方であれ、当人は精一杯だから、
どんな生き方でもいいんだ、自分がいいならと、
なんとなく腑に落ちました。
生き方にいい悪いもない。
その瞬間はベストと思って選んでいるのだし。
そして、
習慣とは厄介だったりする。無意識に支配されている。
うっかり出てしまうもの。アリストテレスの言う「ハビトゥス」。
だから、自分の中にあるものを確認するように
無意識に支配されていないか、いったん取り出して確認してみる。
口にして初めてわかる自分の気持ちってある。
そして、一旦自分から離してみて、
またやっぱり出したくないとか、
シェアしたくないとか、
解放して軽くなったとか、
要らなかったとか、
判断できたりする。
要らないことも混ざってる事あったり、
手放しどきだったりもするから、侮れない。
※追記 3月30日に中野トナカイのお店日記で書いたもの。
先週春分の時期にオーストラリアにお住いのブライアン・クラーク先生の講座を受けてきました。
内容的には「夢」・「適職」・「家族」の3つのテーマ。その中でも【Fate and the Family: patterns through the generations】(宿命と家族:世代を通して家族の中で受け継がれる行動パターン)がすごかった。内容的には家族の歴史を知ってチャートに共通性を見出そうというもの。自分の祖父母のチャートまで見てその共通性や関連性を見出し、家族のエピソードとその図との関連性を照らし合わせてみるような技法ですね。クラーク先生の講座の宿題で、祖父母のチャートまで見ました。その中で家族の中の共通性を見出すワークでしたが、これがすごかった。
わたしのチャートの中ですごく目立っているのはアセンダントに乗っている土星(サウスノードと合)とそれにかなりタイトなスクエアで冥王星の部分。そしてその冥王星は4ハウスで太陽と合です。いかにも家族って感じのテーマですが、今まであまりピンと来ていませんでした。
私の父方の祖父は冥王星と土星が合で、私のn土星の位置にあります。父も土星冥王星が合の世代。そして、私の母n土星、父方の祖父のn土星、私のn土星は皆同じ蟹座の初期度数。
母方は、母方祖父海王星土星オポ、母は海王星土星スクエア、わたしは海王星土星はタイトな150度。土星に海王星と冥王星が関わりまくっています。母方の祖父の太陽(この太陽は冥王星とスクエア)の位置に母の木星、私の月と妹の月がありまるでミルフィーユ。母方の祖父って小さい頃怖かったのですけど(姉妹で震えていた・・・)、こりゃ怖いわけだ!と吹き出しました。
そして、この祖父の冥王星にぴったりオポの冥王星を持ったoffspringと、この位置に太陽を持っているよそから来た大人もいます(もちろん私の月にスクエア)。天体の上ですごく絡み合っていてぞーっとしました。ありすぎてここには書ききれないのですが、それだけではないです。これがただの偶然と言い張る科学者に見せてあげたいくらい、家族のチャートは関連性があったりしますね。
そこで何が言いたいかと言いますと、そのチャートを理解したうえで、祖父母の若い頃のエピソードや苦労話を思い出すもしくは聞いておくのが肝ということです。
取材するつもりで親戚中の言い分やお話をたくさん聞いておくことが自分を理解することになるのだという気付きになりました。祖父母、父母の行動が直接私に目立った影響を感じられなくても、痛みや喜びとして認識されていなくても、自分の中で大きな土台となって行動に影響を出しパターン化していたりします。
認識されていない、無意識の行動として自分の行動パターンのルーツになっていたりしているかもしれないからです。コミュニケーションの素養というのは最小単位の社会である「家庭」で培われ、それをもって大きな社会に出ていきます。社会でなんでつまづいているかわからないけどうまくいかない時、土台の構成をもう一度見直しましょうというチャートの読み方ですね。自分どんな行動パターンをしているのかと、認識するだけでずいぶんと違うと思うのです。
クラーク先生は本当にシンプルにチャートを読みます、かっこいいユニークな技法ではないです。ただ丁寧に話を聞き、チャートを見つめるだけ。でもわたしはクラーク先生に自分のチャートの感想を聞いているうちに、自分のチャートの中で謎だった部分に対し、光を当てられている気分になりました。
価値観というのは、いい思い出と悪い思い出などの目立った気持ちの中だけではなくて、意識されていない自分の常識を形成している中にたくさん詰まっているのだなあと改めてハッとさせられた講座でした。