散歩の途中:「御嶽神社」
最近目黒区とか大田区のあちこちをうろうろしていますが、たまたま立ち寄った駅のそばにすごく趣のある神社がありあまりの素敵なたたずまいに思わず参拝させていただきました。
大田区の御嶽山駅のそばにある神社、武蔵御嶽神社とは系列が違うようでな長野県と岐阜県の境にある【御嶽山の木曾御嶽神社の分霊社】だそうです。御嶽山という駅名も、この神社からきている模様。ふむふむ、山なんてないのになんで御嶽山ていうんだろうと不思議だったのですよねえ。
木曽御嶽神社の御祭神は国常立尊(くにとこたちのみこと)、天地開闢の初め、天地と共に成り出で坐し、常久に無限の力を現じ、不断に万物の生を養い、造化育成を司る、天地の大元霊 、こっちは8世紀くらいからある信仰みたいですね。江戸に来たのは16世紀ですけど。
「御嶽神社の創祀は、嶺村(現嶺町地区)ができた天文4年(1535年)頃」で「木曾御嶽山で修業をされた一山行者(いっさんぎょうじゃ)が来社」したあたりで盛り上がり始めたらしいです。「御嶽の神々の教えを広めながら近郷近在を歩いているうちに、武州荏原郡嶺村に来て、御嶽の小社を発見『これぞ木曽御嶽の大神の示現したところ・・・』とこの地に庵を結ぶ。」とのことです。この神社の人気が上ってからは参拝客が増え、駅前あたりの土地は宿場として栄えたとありました。割と古い町みたいですね。
ここの社殿の彫りは素晴らしくて驚きました。のっぺりとした板のことが多いですからね。「御嶽神社社殿は天保2年 (1831) 藤原篤意 (とくおき) によって製作された」と書いてありました。江戸後期ですかね。徳川家斉とか徳川家慶あたりの時代につくられているようです。
わたしが興味あったのは、神社の霊神碑の渡辺菊太郎さんや、一山行者さんではなくて、杜の霊神水というやつですね。
upにするとこんな感じ
(これを見てたら、黒猫さんが登場してくれて和みました。写真はナシ。禁足地である森ガンガン歩いていて、ほほえましい。猫って最近あまり外で見ないので見かけると嬉しくなりますね)
よく見ると、コポコポと湧いていました。でもパイプが通ってるから水道水かもしれませんが・・・・。なんとなく雰囲気が好きなので、笑。
一応元井戸だったらしいです。一山行者さんが昔身を清めるのに使った井戸だとか。最近復活させて今に至るようです。地下水かなー。
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※化学がわからない人がご利益進行で突っ込んだお金を見て切ない気持ちになります・・・水汚れるじゃないですか・・・10円は銅なので錆びると緑青という毒が出ますよねえ
なぜ水があるところにお金を入れるのだ・・・どこの宗教なのだこれと日ごろから思っていたのですが、この疑問をググってみたらこれが引っ掛かりました、笑。ちなみにローマの泉コインを投げると水質が悪くなる問題が勃発してしばらく投げられない時期がありましたねえ。修繕してお金を回収したあとにまた解禁になりました。むやみに投げるのやめましょう、水質が悪くなります。たぶんご利益ないと思うのですけど。