彫金体験:銀の指輪作る
2016年05月8日|Impression, やまねこクロニクル|
★5月9日月曜日 11時~21時までウラナイトナカイです。
11:00~21:00 通常鑑定です。
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shopでアクセサリーのsaleをしています。よかったらどうぞ!
ウラナイトナカイに実物が置いてあります。ネットにも新作UPしましたのでどうぞ。
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前半は
水晶を拾いに行き、
後半は彫金体験をしました。
アクセサリーでこうしたいッ!という気持ちを突き詰めると、
基本的に私の技術は全然足りない。
せめて原石の良さを消さずにアクセサリーにしたいと思い
彫金の体験に行ってみました。
が、
こういうのって体験するまで創造と実際が乖離しすぎていて
彫金ちょろいとなめていたのですけど・・・とんでもなかったです!
彫金って、まず銀の板を糸鋸で切るところから始まります。
これ、ギコギーコギーコと地道です・・・
糸鋸で板を切るだけで30分かな・・・そして切り終えるまでに糸鋸の歯を2本折りました。
この辺でヘタレて、もうやめたい・・と思い始めてました。
切った切れ端をバーナーで焼いてピンセットでつまみ
水の中に入れて冷まし、曲げられるような固さにして
リングの形にするために木槌で打って曲げる。
そして、つなぎは難しいので先生にお願いして
その後さらに銀の粒を置いてバーナーで溶かしつなぎ目を埋め
研磨機で磨きます。まず、糸鋸で切ったガタガタを滑らかにします。
ドライバー型で先が回るような研磨機に持ち替えて表面を磨く。
バーナーで焼いたときに黒くなった参加した部分を削り落とす作業。
磨いて磨いて振動で手がしびれてやめたら
まだピカピカじゃないからもうちょっとといわれ、
やけになって手がびりびりになりながら30分くらい磨いていた気がします。
やっと銀製の輪を作ってこれ
ふぃぃぃー
すでに3時間くらい経過していました。
そして、
釘に丸い先のもので表面を打って凸凹を付ける。
そしてついでにサイズを大きくしていきます。
星のスタンプみたいなものも表面に打ち付けて
指の入り口を滑らかにするために研磨して
太さをそろえる研磨、周りをマット加工にする器具に持ち替えて
周りを加工し、出来上がり。
14時から始めて18時半までかかりました。4時間半!
でもこんなシンプルな奴でこれですから、
デザインリングとかすごいと思います。
隣にいた素敵なリングを作っていた方に伺ったら、ものすごい時間かかっている模様。
1つ作るのに1か月とか、かかっていたら採算合わないですよねえ。
これは仕事にするのにお金と時間がかかりすぎる!と思いました。
体験は材料費込みで3500円。超やすい。
でも、労力をかけてもこれでは・・・しかもこのリング不出来すぎて
自分でははめないだろうなあと思います。
もったいないです、とほほ。
もし効率的にマニファクチャリングしたいなら、
たっかい機械を買わないとですねえ。面白そうではありますが。
いつか彫金やってみたいと思っていましたが、
今は資産が足りませんねえ。時間とか根気とかも。
でも、まあ、どんなものかわかってよかったです。