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あおいとりプロジェクト

志村ふくみ展@世田谷美術館

★次回のみかみまきウラナイトナカイ11月7日(月)です。
16:00~21:00 通常鑑定です。
※17:00~18:00に予約があります。
※午前中急用でお休みしました。申し訳ありません。
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前日にお友だちからお誘いがあって、
急に近所にある世田谷美術館に行ってきました。
今日までの志村ふくみ展。

ご興味のある方はこのサイトを見るといいかも
アトリエシムラ

わたしは染色には興味がなくて、色には興味がある。
そして、その色の染め方に興味があります。
この志村ふくみさんは布を織る職人としては人間国宝で
そのすごさは糸の染めから手掛けているところ。
かの柳宗悦に勧められて織物の道に入ったそうです。
民芸から民藝へというコンセプトで
工芸品というと、お土産物みたいな印象在りますが
そこに日本の伝統的な美しさや匠の技があり、芸術なのですよね。
捧げる神が特にいない場合、自然の美しさに感銘を受け
その美しさをイデア的として、近づこうとするやり方に見受けられました。
志村さんの織物。

それにしてもこんな短期間に、一番自分の興味外である現代の布系のアートを
見に行くことになるとは不思議だなと。糸の染色、草木染流行っているのか。
しかも楽しみにしていたというより、舞い込んできたシンクロニシティが楽しい。
(ひとつ前のブログにありますが、 アグネータフロックさんは志村さんと同じような
思想と染色、伝統的な機織りをしている人)
立て続けに、同じような展示に触れる不思議を楽しみました。

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紬織という手法で、
絹糸を自分で草木染し、
(玉ねぎ、苅安、藍、紫根、臭木、茜、梅、桜など)
それを自然の美しさを模倣して布に表現する、志村さん。

織物職人としても有名なのですが、
随筆家としても有名で、何冊も本を書いていらっしゃいますね。


わたしが読んだことがあるのはこの一冊だけです。

有名なのはこれ

今回の展覧会で紹介されていて、
興味深そうなのは、

そして、
シュタイナーなどもたしなんでいらっしゃって、
高橋巌先生に師事していたそうです。
これが資料として展示されていました。
わたしは基本、シュタイナーの本は高橋先生の訳が好きです。

わたしもこの高橋先生のお話を聞きに、
横浜まで1年くらい通っていました。
シュタイナーを理解したとは言いませんが
どうとらえているのかというのがとても興味深かったです。
高橋先生は柳宗悦の考え方と、シュタイナーに共通点を見出しています。
「草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)」
という考え方を大事にしていました。
all for one, one for allであり、
展示の中で志村さんが書で書いていた
「わたしたちは大いなるものから離れて一つとなり、罪を背負いました。
そのため苦しみ悩み、喜び楽しむのです」
というようなことを書かれていて(あ、正確ではありません。そんな感じ程度)
シュタイナーの思想を感じました。

「草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)」
草木や国土のような心識をもたないものも,すべて仏性を有するので,ことごとく仏となりうるという意味の成語。《涅槃経(ねはんぎよう)》の〈一切衆生,悉有仏性〉の思想を基盤とし,生命をもたない無機物にもすべて〈道〉が内在するという道家の哲学を媒介として,六朝後期から主張され始めた中国仏教独自の思想であり,天台,華厳などで強調される。【麦谷 邦夫】

 

 

  

この方、てんびん座で
1924年9月30日生まれです。
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92歳でご存命。
志村さんの歴史年表が貼り出されていて
それを読んでみるとすごい怒涛の人生がわかります。

映像で機織りの様子が写ってましたが
しゃんとしていて、迷いがない糸選び。
あんなに長いものを間違えないでしかも模様を浮き出させるってすごいなあと思います。
色を把握し、折り方を把握しているからでしょうね。

この方、小さいころに養子に出されています。
確か、自分の父の弟の家ですね。
幼少期は中国で過ごし、上海や青島などで過ごしています。
お兄さんは画家で、若くして結核でなくなります。
それが芸術への情熱に繋がっているというようなことが書かれていました。
実母が機織りの人で、16歳で機織りに出合います。

この方、思春期に一気にいろいろ起こっていますが
海王星と金星が合ですね。
細かい糸の積み重ねでニュアンスを表現する機織りは乙女金星海王星にぴったり
(金星は天秤サインの支配星だし)
月は多分、朝生まれで獅子の可能性が高いです。
押さえきれない芸術衝動などは、獅子だとおもうのです。
そして、太陽は天王星とオポジション。
土星はいて、この射手座土星の時期に展覧会が開かれるというのも
面白いなあと思いますね。

文化学院卒業していますね。
結婚後は専業主婦へ(時代が時代ですから)。
その後、離婚(夫の不倫が原因)し、
養父母に6歳と4歳の娘さんを預け、
実母の下に行き、染色の修行を4年間します。
独り立ちする、というのも、天王星ぽいですし、
母親という立場を越えても表現したいというのは獅子であり、
非難されていただろう立場も冥王星蟹と天秤水星火星(合)のスクエア
ポイ気がします。あと、没頭したいというのは乙女海王星、金星合にも思えます。

よく子供を捨ててまでという言われ方をしていますが、
養父母に預けていますし、4年で呼び寄せていますから、
食えるようになるまで必死に頑張りものにした感じがしますね。
そして、仕事と家庭を両立するところも天秤ポイです。
美学、そして着るもの、自然を使うとはいえ、人の手で生み出す色。
これはてんびん座の領域だなと思いました。
手を加えない自然の美しさ、良さみたいのがおうし座っぽいので、
一色一択っぽいかも。
色を組み合わせてデザインするとなるとてんびん座かなと。
生き方が、情熱的に突き動かされている感は、
天王星牡羊、いて土星、月獅子の火エレメントがそろってる具合かと思います。
哲学的な要素も、その射手座土星っぽい感じがします。
あちこち海外に旅行に行く、外国の思想の勉強をするは、
水星火星と60度のいて土星ぽいなあと思います。
その同じ水星火星に蟹冥王星とスクエアしているところが、
日本ぽいことを基盤としているのに、
海外っぽいエッセンスを加えている雰囲気を出しているなと思いました。

志村ふくみさんの生き方に興味ある方は
このコラムがお勧めです。


Profile

みかみまきプロフィール写真
みかみ まき

西洋占星術師&アクセサリーデザイナー、水晶占い師占星術・タロットをまついなつき氏に師事、占星術と水晶透視を松村潔氏に師事しております。詳しいプロフィール

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