年越しホビット
2017年01月5日|astrology, Impression, やまねこクロニクル|
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テレビって今まで何か面白いものを紹介してくれるもの、
もしくは、時代に雰囲気を作るもの、みんなの共通意識みたいな
そんなイメージ在りましたけど、
最近は、みなさん選んで情報を見てる感が強いですね。
鉄板だった紅白の裏でNHKがBSだけどホビットを流していて
びっくりしました。かくいう私も紅白まるで興味なし、
ジャニーズもどうでもいい派です。
そういう人を狙ったんじゃないかという
贅沢な年越しにホビット1-3放送!
わたしもまんまと計略にはまりました。
してやられたり!
夏に行ったオックスフォードでの寮はトールキンの卒業した学校で、
占星術の講座を習っていて、それが感慨深く印象的でした。
わたしが大好きだったカリー先生は
トールキンのことについての講演をしていて「Mythopoetia」の紹介していました。
まあ、占星術のような古い学問に興味ある人は、ホビットの冒険や指輪物語の
トールキンの世界観はめちゃめちゃ惹かれるものですよねえ。
なんやかやで、自分の中でもう一度トールキンについて
火がついていたところだったのでタイムリーすぎましたね。
トールキンのチャートです。
トールキンのアセンダントは乙女サイン、ルーラーは水星ですね。
この方、小説家になる前は辞書の編集者で、言語学者っぽいこともしています。
5ハウスの太陽。山羊。水星も山羊の初期であり、月と60度です。
◎昔の人なのにお姫様が強い。助けられるどころか助ける立場
ex)グラドリエルとか魔王倒す姫とか
⇒これは風のグランドトライン、双子冥王星海王星、水がめ金星、天秤土星
あとホビットとかのHalflingと呼ばれる人間の半分くらいの大きさの人たちは
子ども=金星でもいいのでは?とも思いました。
友情物語、平和のために集う他種族チームワークなどもこのグランドトラインを
象徴する気がしました。あと導く魔法使いイスタリの存在とかも、知性ぽい。
※もともと小さいころに父を亡くし、母が女手一つで子どもを育てていて
教育熱心で信念の人だとウィキに書いてありました。特に植物学!
そして宗教観の違いから親戚に絶縁されながら、
ローマ・カトリックに改宗。その後亡くなっていますね。
信念のために命がけとか、極端な性格なお母さんをお持ちです。
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◎美しくトラディショナルな古きよきものを重んじる世界観
水星太陽山羊、天王星火星蠍、木星、月魚
この戦争物語の中で、一番キーなのは、故郷のホビット庄(シャイア)を守ることで
そういう滅私な行動は、山羊蠍臭がしますね。
フロドに最後まで忠誠心を誓うサムは泣けるほど蠍です(映画の中だけ)。
すごい。自己犠牲は魚、精神を壊しながら世界を救うフロド!
理不尽な理想の冥王星海王星からのスクエアが月にかかっています。
でも私の記憶が正しければ、映画ほどあんなにシリアスではなかった気がします。
いろんな危険を命がけでかいくぐって、するりするりと逃げながら、
火山に捨てる!って話だったような??
そういう軽快さが「風のグランドトライン」であらわされていたと思います。
しかし映画のロードオブザリング3は見ていて痛々しいフロド
涙ぐましい献身のサム、指輪に翻弄されてかわいそうなゴラムの三つ巴で
見ていて苦しい・・・
オックスフォードにいたゴラム・・・
Wiki:[トールキンは小説作品を準創造(sub-creation)、そしてかれ自身を準創造者と考えていた]
と、記されていたのですけど、この表現100%彼の想像、創造ではないという考え方。
これが彼の世界のキラキラしたリアリティを生み、何年たってもいろんな人に愛され
模倣されて、輝き続け、生き続ける。
もはやあの指輪物語は、全世界のRPGのアーキタイプと化していますね!
ロードス島戦記とかもうまるパクリで、すがすがしかった、笑。
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登場人物の中で一番人気はやはり、神の国から中つ国に使わされた
イスタリ、そしてその中でもガンダルフ!!!
ロードオブザリングでガンダルフが魔法より剣を多用していてびっくりしてましたが、
魔術師のイメージがケルト文化のアーサー王のマーリーンからきているのなら、
魔術師がドルイドイメージと混ざるのか!たしかドルイドは戦いもしたような!
とか思いましたが、良く調べてみたら魔法使いとしての真の力(マイア?)は
制約で禁じられているのですね~、へええ。
(読んだのが昔過ぎて思い出せない)
そうなれば、剣を振るって果敢に立ち向かう魔法戦士でもおかしくないかなと。
あとは、魔法に人間が頼ってもよくないのかもしれません。わかりませんが。
中つ国(なかつくに)と訳されていますが英語ではmiddle earth.
なんというか、冥界の地底、上の天界の間の地球、真ん中の国ってことですよね。
ガンダルフは、イスタリで神の世界から遣わされた「白の会議」、
他のメンバーとして、サリバン・ラダカストとかも。
◎そんなガンダルフの役はハリーポッターのダンブルドア役もこなした
イアン・マッケレン、もうすごい魔法使いイメージぴったり!
アセン射手座で、木星が牡羊。
これが、火と光の、情熱的な押しの強さで
ぐいぐいみんなを引っ張るガンダルフや
校長先生のダンブルドアにぴったりですね。
アセンダントからは出てこないかもしれない
乙女月の繊細さは先を見通す分析力、戦略力、
双子は知識力となんかすごくぴったり過ぎて
ものすごいキャストだなあと。
◎レゴラス役のオーランド・ブルーム
アセンダントが水瓶でした。
さらにいて海王星が60度。
太陽水星火星は山羊、月は蠍。
まず、エルフっていう人間じゃない感が似合いますよね!
わたしオーランドブルームの他の映画見ましたがまったく触手動かず。
やはりレゴラスのはまりっぷりに比べると、他は見劣りしますね。
エルフ(水瓶:人間臭さナシ)、しかも王子(支配星天王星、蠍!)、弓の天才!
映画の最中に世界中で何人の女性がキュン死したか!(私も目がハートになった)
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わたしはマーティン・フリーマンさんがやっていたビルボ・バギンズが割と好きで、
ホビットのほうが好きです。
ホビットのシャイアの雰囲気は本当に蟹と牡牛の世界だなあと思います。
ビルボの家に勝手にきてドワーフが全部食べ物を食べてしまうシーンの
貯蔵庫の豊富さには驚かされます。イギリス人憧れのカントリーライフですね。
こういう衣食住が満たされた民族、ホビットは住居って感じの言葉ですよね。
その故郷、暮らしを守るのが大事っていうのはわかる気が。
ホビットの別名としてハーフリングという言葉もありますね。
人間の半分の大きさってことで、少年くらいの大きさで大人なのに子ども扱い。
フロドは旅に出るときに33歳という設定でした。
でもビルボバギンズは111歳で元気でしたからちょっと長寿なのかも。
ピピンという知りたがり除きたがりのホビットがいましたが
彼の名前はペレグリン。これは占星術用語でノンアスの時、
もしくは何も影響を受けてない(エッセンシャルディグニティのメジャーにひっかからない)
という意味で、確か放浪者という意味だったと思うのです。
ピピンはダメと言われても、いうことがきけません。
そのことで自分自身をまずい立場に追い込んでいく愚か者です。
でも、かれはルールを守るより大事なことがある、
もしくはルールに規制されないという意味でペレグリンというのは絶妙だなと思いました。
牡牛と蟹に閉じられて外を遮断したホビットの村シャイア。
ビルボもフロドも、幸福に満たされつつも、
冒険に憧れて飛び出し、いろんな異文化・他族に出会い
友情をはぐくむストーリーは、
火のサインを惑星を一つも持たないトールキンの
不足を補填する衝動なのかもしれませんね。
地図とかまできっちり設定するとか、
本当に山羊山羊しいなあと感心しますね。
あと主人公のホビットたちはとても礼儀正しく
きちんとした規則正しい生活を送っているところなんか、
本当に山羊っぽいなあと。ふつうであるホビットが
主人公でその素朴さと正直さ、愚直さ
ホビットとして自分に誇りを持つ生き方などが、
結局冒険で成功を収めるもとになるというのは
山羊の美徳そのものだなあと感心しました。
きちんと生きていれば
きちんと結果が出るみたいな!笑