火山大国日本だからこそのジオパーク計画
次のみかみの鑑定の日は・・・
★6月19日(月)場所は ウラナイトナカイ
・11時~21時 通常鑑定
※今のところ、予約は特にありませんのでのんびりな予定!
★あおいとりアクセサリー、新商品アップしました。
※ネットショップおよびウラナイトナカイの店舗にてSALEしています。ほぼ半額なのでよかったらご覧ください!
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NPO山梨水晶会議というところの会員として何年(5年くらいかな?!)か所属していて
たまに実地視察というのがあります。これが目当てでここに所属しているくらい。
予定が合わない過ぎて毎年行っているのに行けていず、初めて「乙女鉱山のB抗」
憧れの石英でできた天然のアーチを見に行ってきました。
(どんなものかはぜひNPO法人山梨水晶会議のサイトに載っている写真をご覧くださいね)
※前回の視察は別のところ⇒石が書く
毎度朝早くのあずさ。7時半新宿発山梨市駅で降りて集合なので、朝6時半過ぎに家を出る。
特急じゃなかったら、始発ですよ!特急は素敵。
旅のお供はネーブルリンク。
登山に行く人ってドライフルーツ持ち歩く偏見。なんとなくでこれです。
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そんなこんなで集合後、車で現地へ!目的地は許可がないと入れないところ。ウキウキ。
こんな感じの雑木林。ここは県の持ち物なので敷地内の植物はもちろん、水晶や石も持ち帰り禁止。
基本的に県の職員の人が来ていました。こういうところは、立ち入り禁止なので許可をもらって入るところ。
なのに、何台か車止まっててびっくり。湘南ナンバーと川崎ナンバーだったかな~。盗掘は逮捕されますが・・・
みなさんも、お気を付け下さい、笑。
基本的にはハイキングぐらいのつもりできましたが、やっぱり山を歩きなれていない私には厳しい。
途中で花の写真とかに気を取られかなり遅れ気味でした。
山つつじ。
山梨では有名な九輪草
これは保存のために気を遣っていました。芽を踏まないように・・・
かなり赤い花なのでとても美しく、惹かれる花ですね。みな欲しがるからこれも乱獲が心配なもの。
雪柳のように見えますがそれより何というかふわふわしていました。
これ以外にもたくさんたくさんきれいな花が咲いていましたが、ほえーとみている間に写真失念。
こんな沢沿いに降りたりするので、ごろごろした岩の上を歩いて歩きづらく、転んだりしました(わたしだけ)
そして足元が不如意なわたしは杖
これがあると、踏ん張れて転倒防止(老人か!)
わたしより年上の人が多かったですがみなサクサク歩きますねー。まったく全然ダメダメなわたし。
完全山装備です。緩やかなところを歩いて行きますがあちこち崖を登ったり、下りたり。
けがはなかったですけど、ゼエぜエいいました(私が軟弱だからです、笑)。
しかしこんなに大きい石英の塊が落ちていて楽しい楽しい。
こんなクラスターのついた岩もありました。こういうの見ると本当に心躍りますねえ。すごい生えてる、本当に生えてる!みたいな。魚を見に水族館へ行くように、こういう山に来るのは素敵です。
こういうのはほとんどないですが慣れている方が見つけました。盗掘がすごいのでまあほとんど透明のはないです。
鉱山の中は本当にもろいので近づいてはいけない感じですね。遠くからアーチもみました。(withヘルメット)
だいたい6.6キロくらいしか歩いてないので歩数も1万ぽちょっとくらい。距離は短いのに結構疲れましたが、まあ次の日動けなくなるほどではなかったです。筋肉痛もなかったし(これからくるのか?)
昔、フィットネス始める前、たぶん2012年とかだと思うのですが大山の阿夫利山神社の奥の院まで登った時は本当に消耗して、降りてきてあまりの疲労に駅前の喫茶店で15分くらい寝るように休憩したのを覚えています。気温が高く暑いと汗をかく、汗をかくと消耗するし、前回はアリの隊列みたいに混雑の中歩いているので自分のペースを保ちにくい。先に行かなきゃ迷惑かかるとか思っちゃうと無理しちゃうのですよね。ちょっとそれから自信なくなってましたが、今回は全然平気でした。みんな軽装で(山男たちだからかな)びっくりしましたよ。
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今回の視察の目的は、基本的に鉱山跡を見て、どれだけ経年劣化しているか、盗掘されていないか、どんな状態だったか昔の人に話を聞いてシェアをしたり、保全のための手入れをしたりとかです。(わたしは何もせずついて行っているだけ・・・)
鉄塔や住居跡、重油のドラム缶、シャベルみたいな機械、ひっくり返ったトロッコ、線路の残り。わたしからするとこんなガラクタ片付けてしまえばいいと思いますが、そういう鉱山跡に残るもろもろを保存し、産業遺産となった冨岡製紙工業みたいなものを目指しているのと、ペグマタイト地帯という自然の現象を盗掘から守り子どもをはじめいろんな人に見てもらえるジオパーク的に保全したいというのがNPOの狙いらしいです。
鉱山の穴は本当に大きくて、トラックが入りそうな大きさ。穴の天上を支える木は「ツガ」という種類の木で見た目モミの木なのですがとっても堅い材木。その樹齢300年くらいのものをわざわざ使って補強して在りました。それはまだ現地に残っています。
何に使われていたか、何が取れていたか、どうやって人々は暮していたか?とか。寒くて日本酒も凍るー20度だそうですよ、冬は。結構酒飲んでいる跡があったとか。住んでいた箇所や橋の後なども、いろいろ見ました。
ここ乙女鉱山は採算が合わず中途半端に放棄されているので、水害とかを考えるとダムの残土を入れてしまえという話もあったらしいのですが、これは見る価値のあるものだと、当時の町長が猛反対して止めたいきさつがあったようです。確かに利便性を考えると埋めたほうがいいのかもしれませんが、わたしたちはもっと自分が住んでいる地球の自然環境に対しサイクルやシステムに興味を持つべきだと私は思っているので埋められなくてよかった。
水晶って温度の高い熱水(地中)が冷やされて結晶化(もしくは固体化)したものだというのをまざまざ見ることができます。白い石が岩肌に出ているさまは圧巻。「日本は世界有数の火山大国なのに、日本人は地質学、地学をほとんど授業で習わず知らない」というのをツィッターで見つけてなるほどなと。確かに私も、鉱物のためにあとから中学生向けの地質学みたいのを買いました。東京からこれだけ近距離にあるので、校外学習にも活用できそうな場所ですよね。
そういうもろもろ、「鉱山って何?」っていうのを、産業的システムとその地質的価値などから、ちゃんと知れる区域になるといいかもなと私も思います。
こういうものを見るのに私的には、日本は火山大国だということを知るのが大事というのが一番ですね。
山梨は日本でも有数なペグマタイト地帯であり、それは火山=富士山があるからでしょうね。
古事記でも天皇の祖先にあたるににぎのみことは降りてきて一番最初にコノハナサクヤヒメと結婚しています。
つまり、富士山や火山に神様ですね。太陽の次に、山しかも火山が重要視されている日本。
そしてその息子の山幸彦は海の御姫様と結婚していますね。その子どもが天皇の始祖となってますね。
そして、ペグマタイト層を作り終えて残った熱水(お湯?)は石和温泉などの温泉の水となっているわけです。フルーツ、ペグマタイト(巨石信仰も面白いよ)、森林浴と温泉とめぐっていただきたい山梨。
なかなか面白いフィールドワークでした。植物の名前もたくさん覚えたよ!
小リンゴ系の木のズニとか、マタタビとかも見たり猫飼ってなくて残念。
結構日帰りで帰れて20時半には最寄についていました。近いな~でも温泉に泊まりたかったです・・・
山梨は石に対して、本当に縁が深いところ。水晶をはじめ、石の加工の技術も日本最高峰ですし、巨石を祀っている神社も多く、道祖神的な丸石信仰も興味深いです。石好きとしては目がキラキラしますね!⇒山梨の神社については 「山梨市:巨石がご神体【大石神社】」 と「ふたつの山梨岡神社」をご参照ください。
教えてもらったもう1つの金桜神社にも行ってみたいところ。たぶんここですね。