長崎紀行4:長崎市産業革命文化遺産と平和記念公園
2017年09月23日|Trip, やまねこクロニクル|ジャイアント・カンチレバークレーン, 三菱重工 長崎工場, 三菱長崎造船所, 岩崎彌太郎, 旧木型場, 造船所資料館, 長崎市産業革命文化遺産
★毎週月曜日は阿佐ヶ谷のウラナイトナカイにおります。
次回は9月25日(月)
10時~13時 水晶リーディング練習会
※11時~、12時~、占われる側募集しています。
14時~21時 通常鑑定
※17時半~19時までご予約いただいています。
☆『水晶からあなたへのメッセージ郵送します。』
モニターを終了し、本格的に始動しております。対面鑑定に来られない方などもどうぞ。
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その1、その2,その3もよかったらどうぞ。
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今回のメインに行きたかったところ、それは爆心地と原爆資料館です。
平和記念公園と、爆心地は別で離れている感じ。最初は平和記念公園に行きました。
先日、ハンナ・アーレントのことがきっかけで世界大戦に興味が出ているので、
日本人として見ておきたいなーと思い。この日は台風が近づいてきていてものすごい雨だったのですが、根性で行きました。
反対側には爆心地のモニュメントですね。
この爆心地はそれこそ全部根こそぎなくなったのでここに建っている爆心地から東北東に500m離れている浦上天主堂が爆風ののち残った残骸を移築しているものです。教会が残っているというのがちょっと感動しました。キリスト教国が放った爆弾を受けているキリスト教の教会。
そして、写真を忘れたのですが、その当時の地層も紹介されていて、原爆資料館
で当時の状況をじっくり伺い、山に囲まれていた長崎は爆風が山で止められたのだなとか、こんな形の原爆が落とされたのだなとか、それがどういう状況を生み出したのかなどなど、とても勉強になりました。
わたしが小さいころ、小学生の時、人間を返せというビデオを毎年8月当たりに見せられていました。しかし今回思いましたが、どうしてその状況に世界がなっていったかということはほとんど習っていないなあと。そういうものを満たしてくれる資料館でした。歴史とか、その実被害とかを実感とか。そして結構な数の欧米の人が来ていました。逆に、日本人とくに小学生、中学生が多かったです。印象的でした。
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日本は開国して以来どう発展してきたかっていうのを理解するのは結構大事なんだなと思ったので、産業について理解したいなと思って長崎三菱重工の造船所資料館に行ってきました。
ここがですね、予約制なのです。行こうと思いついたのが前の日の夜で(しかもご飯食べた後くらいだから9時とか?!)なので、その日の午後には空港に行かなくてはいけないというスケジュールであまり猶予はなかったのですけど、諦めようかと思ったのですが、
見学希望者は必ず電話で予約してください。(当日予約可)
史料館 電話:095-828-4134
大人(高校生以上):800円
(注)乗用車の駐車場はありません。個人のご見学者は専用シャトルバスをご利用ください。
8:40が一便でそれに当日8:20に電話したら一便に予約できました。
長崎駅前から出ているバスにのって工場見学へ。
こんなバスが迎えに来ます。うちの二人と、おじいさんと、小学生(と引率の添乗員)という少人数制。
三菱重工のいくつかの施設が長崎市産業革命文化遺産になっています。この関連で今一番有名なのは「軍艦島」ですね。これはちょっと時間がないのと天気が悪くて行けませんでした。
三菱重工の所有物のいくつかは、この登録した後も「三菱長崎造船所 第三船渠」や「三菱長崎造船所 ジャイアント・カンチレバークレーン(スコットランドから輸入106年を経っています。いまだに階段を上って使っている代物)」は現役で使われ続けているということ。世界遺産登録というのは、古いままを保存するのが条件で改築やら改造やらができません(変えると登録をはく奪される)。そして、別にユネスコからお金をもらっているわけでもないので、何で登録したのだろう??というのが感想。その他「三菱長崎造船所 占勝閣」も世界遺産登録されていますがこれは現役の迎賓館として稼働しているので一般非公開。これは社員の人も行けないそうです。確か定年退職のときに夫婦で招待されるとか。
これらは遠めに見ることができるものの対岸だし、工場見学に行くものの基本的に工場内は撮影禁止で、唯一撮影ができてじっくりみる三菱長崎造船所 旧木型場の中にある資料館のみ。
ここは、着いてから50分だけ見学可能。でも十分です。スタッフが説明してくれるのを私は聞いたのですが(ほぼ独占状態、小学生は聞いてられない、笑)なかなか面白かったです。
三菱といえばですね、岩崎彌太郎さん
この方は50歳で胃がんで亡くなっています。駆け抜けていくような人ですねー。接待やら根回しやらで毎晩結構な暴飲暴食を繰り返していたそうで。龍馬伝ではわき役感満点でしたが、香川照之さんの岩崎彌太郎さんは顔が似ててすごいと思いました。役作りすごいなあ。あのイメージが強かったので、こんな日本の産業に貢献した人とは思いませんでした。グラバーさんともよく仕事をしていた人で、グラバーさんの会社が倒産した後、炭鉱の管理を任せたりしていました。そういう歴史なども詳しく載っています。岩崎彌太郎ファンなら必見です。
一番面白かったのはやはり建物かな。
建物自体の梁かな。すごい広いですね。これはアメリカのオレゴン州の松を輸入して作られたと聞きました。材木屋の岩崎彌太郎が、アメリカの松をわざわざ輸入したのだから、これじゃなくてはだめだったのでしょうね。それとレンガはオランダかどこかの軍人の指導で焼いたレンガですが当時設備が足りなくて薄いレンガしか焼けず、形から「こんにゃくレンガ」といわれたそうです。
重要文化財のいろいろな機械。説明聞いたのですがさっぱりわからない感じのもの。確か固定して部品をカットする機械だかったかな。
ずらーっとこういうのが並んでいます。
あと歴史や技術の思考錯誤が見えるものとか破裂したタービンなども教訓のために展示していたり、実際火力発電所の巨大なタービンなども展示されていて迫力です。まあ男性だと、「武蔵」の写真展示や魚雷などが目玉なんじゃないかな。戦争系の軍艦や護衛艦などの資料もあります。三菱重工こういう船を作るのがまあ工場の機能ですね。
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これが遠めに見た「三菱長崎造船所 ジャイアント・カンチレバークレーン」
わかりますか?真ん中にうっすら見えるでかいクレーン。
これが資料館にある写真。
全体的に私に門外漢ですので、さっぱりわからない感じでしたがスタッフの説明で解りやすいく、一番苦手分野の知識を得ることができました。造船所面白いので是非長崎にお越しの際は見学してみてください。工場見学みたいで楽しいですよ。