ホームスタート世界会議2017 in Japan
2017年11月8日|Impression, やまねこクロニクル|ボランティア活動, 英語
★毎週月曜日は阿佐ヶ谷のウラナイトナカイにおります。
次回は11月13日(月)
11:00~16:30 かわさきゆきこさん鑑定
17:00~21:00 みかみまき 通常鑑定
☆『水晶からあなたへのメッセージ郵送します。』
モニターを終了し、本格的に始動しております。対面鑑定に来られない方などもどうぞ。
☆ネットショップに新作アクセサリー5点アップしました。
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英語は話せるけど、日本語と英語を同時にうまく使えないという致命的な欠点付きのへっぽこ通訳者なので職業にはできませんが、古巣のホームスタートジャパンがホストになって全世界のホームスタートメンバーズの世界会議をするというので、ボランティア通訳として末席を汚してきました。わたしの他にもたくさんいました、通訳ボランティア。
※ホームスタートって何?!と思う方はぜひリンク先をご一読ください。寄付はもちろん、訪問ボランティア(ビジター)になりたい人もサービスを利用したい人もウエルカムです。
ホームスタートとは、こんにちは赤ちゃん事業というのができたときに現ホームスタートジャパンの代表理事がブレア政権のシュアスタートを視察に行き出会ったサービスで、ワールドワイドに展開しているイギリスのNGOです。ジャパンは日本支部ですかね。どちらかというと、同じメソッドを共有しているフランチャイズ・チェーンみたいなものかな、ジャパンは独立して運営をしています。これを根付かせるのは本当に大変だったと思います。わたしはこの辺はまるでお手伝いしていないのですが、最初の立ち上げの時に英語力&手配的事務力(?)の補佐としてしばらくかかわっていました。2008年のオーストラリアの視察にはお手伝いに同行しました。
サービス内容としては、新生児がいる家庭に専門家という堅苦しい立場ではなくて、同じ子育て経験のある先輩がご機嫌伺に訪問することで不安を緩和し、必要な情報を届け、母親をエモーショナルサポートすることで子どもが健やかに育つ環境を見守ろうというものです。こうやって書くと「??」と思うかもですけど、プロが担当すべき個所とプロじゃないからこそたどり着ける領域というものがあることですね。
なんやかやで、自分のやりたいこととお手伝いをできる範囲の限界が食い違いすぎて離脱してしまい、仕事としては占い業だけになってしまいましたが、今でもそこで学んだ子育て支援のスピリットは忘れていません。おでかけひろばで子育て相談とかを月1に細々しています。
しっかし、ひっさしぶりの大イベント、かなり盛り上がりましてものすごい楽しみました!!立ち上げにかかわっていたのに、途中で抜けてしまったという罪悪感があり、こうやって恩返しができるのを嬉しく思う乙女月、達成感&やりがいみたいのが半端ないです。
あとわたしにとっての土星の射手座のエピローグみたいなイベントでした。わたしが自分の時間やお金、体力、スキルなど土のエレメント的限界ある資産をどう使って、何を目指して投資し、どういう効果を引き出したいか。射手土星はこれに尽きるんじゃないかなと思いましたね。
あと細かい指示とかなくてもお互いがどこのパートをやればいいかをわかり切っていて、連携していく感じがイベントっていつも楽しいです。あれって、大きいイベントじゃないとなかなか体験できない気がします。国際会議とかの規模だと本当にすごい熱気。こちらが盛り上げて、普段本拠地で地道にがんばってくださっているオーガナイザー・ビジターボランティアさんの勉強のお手伝いができるというのはうれしいですね。慰労もあるので楽しんでくれたらいいなと思いました。帰宅後も、興奮冷めやまぬ感じでなんというかいろいろ書き残したい気持ちが溢れました。今回のブログ、鬼長いです、笑。
なんというか、そういうキャラじゃないのですが、「愛」ってこういう感じなのかなと思わされる空気感があって、慈しみ合えるという普通のテンションだと絶対にこういう気持ちにはなれないというか。大規模魔法が発動しているような「水エレメント」が成す高揚感があります。
金とか生きるとかを越えたシェアの心がわたしは愛だと思っていて、シェアの概念を持てたホモサピエンスは生き残り分け合えなかったネアンデルタール人は絶滅しているというのがわたしは自分の人生の指針です。もともと結構こういうの好きでみずがめ木星がタイトにトラインしている冥王星と合の太陽が喜ぶことでもありますね。これは常々思っていますがお金稼げる=仕事かもしれませんが、それが必ずしも太陽の目的ではないと思います。お金って社会の便宜的なツールですからね。目的じゃないというのを見失ってはいけないと。もくすぐ木星期でこういうスイッチ入るのが面白いなーとかね。
ボランティアって消費されているみたいな言い方されること多いのですが(安い労働力として行政等に期待されるのは嫌なのですが)これはこれで時にニーズがあっていると思います。わたしは団体や団体の活動に思い入れがあるところには別に無料で労働力を提供してもいいと思っていて、割と気軽にボランティアで働きます。(でもその後ろで仕事があるからできることだというのもちゃんとわかっています。あと家族の理解が大事とも。)
専業主婦だったときも2か所のNPOでパートタイムで働いていましたが労働量とかけた時間や対価を客観的に見れば時給20円くらいだったといまだに笑い話にするのだけど、その活動が引き起こした結果がお金ではおこしえなかったインパクトを生み出したのを見ているし、お金払ってもできない経験もしています。他人のニーズに応えるような金の動きだけの活動では、火エレメント的な新しい開拓を起こさないよなとしみじみ思います。良くも悪くも、火と水のエレメントというのは経験や計画などを凌駕してしまうんだなとしみじみ思いました。昔の貴族じゃないので、土要素は後からかき集める的な、笑。事例を作り、データを集め実績を積み重ねて、自治体や国に交渉して資金を集め、ちょっとずつ広げ必要な人に届くようなシステムとして安定させるというように。
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わたしはタンザニアの方とイギリスのHSWというホームスタートの総括本部みたいなところのメンバーの方が担当だったのですが、イギリスの人は通訳要らないんじゃないかというくらいゆーーーっくり話してくださりOKだったのですが、タンザニアの方との通訳は苦戦しました。二人ともネイティブスピーカーじゃないというのと、良く聞こえないざわざわした大勢のいる中でのヒアリング、専門用語の連発と結構ハードル高くて脳みそ溶けましたが、大変興味深い話を聞きました。
タンザニアにはスキームはあの広い国の中に、1つのみで(ちなみに日本はHSJという事務局と150くらいのスキームという各地の支店みたいのがあります。)、社会保障みたいな助産師さんが訪問するケアはなく、病院だけで子育ては自分の母か祖母が教えるという環境。電話も携帯もないのでお母さん同士が交流しにくいし、こどもの数も多いと8人とかになるので、身動きが取れず、貧困などの問題があるため働きたくても働けないというお母さんたちをサポートしています。基本的に家計のやりくり、スモールビジネスのやり方、仕事の探し方、仕事を探す間に子どもを置いておける小学校前の準備クラスのようなものを主催したりを全部一人のオーガナイザーでやっています。車などは高いので持てず、移動手段は町の中は全部徒歩。あとイクメンなどという習慣や概念はまだ発生していないお国柄なのでお母さんはスーパー忙しいのです。聞いていて眩暈がしました。
タンザニアのアルーシャから来たアンナさんは町に電車がないので8時間かけてバスでケニヤのナイロビの空港に行き、そこから飛行機でエチオピアのアジズアベベまで飛んで、日本に来たそうです。フライト時間はなんと24時間!!
雑談もちょっとして、タンザニアという国も知れて個人的にはとても楽しかったです。タンザニアというとタンザナイト!!と思って聞いちゃうわたし。なんと、アルーシャにしかタンザナイトはないようです。え~いつか行ってみたい。
わたしはボランティアの中でも元事務局だったからか、変則的な朝のアテンドも担当して50人を地下鉄に乗せる大事業(?)も手伝いました。添乗員スキルフル活用、笑。地下鉄に乗ってる30分、いろんな国の人と話しましたが、ラトビアから来た方、ウガンダから来た方などと話をしたりできました。22か国で展開されているホームスタート。子どもを健やかに育てられるようにお母さんを助けようとして世界各国で奮闘しているが一堂に集まるのは本当に圧巻でした。
最後のティーパーティでは、国や環境が違っても、こうやって同じ気持ちをもって活動しているその何とも言えない「すごいもの」にみんな感動していて興奮気味でした。
わたしも、こうやって世界から持ち寄られるお菓子にかなり興奮気味でしたー。
オレンジのバンダナは運営側のスタッフが身に着けていたもので、会場でスタッフに合うたびに「オレンジのバンダナもらった?」と聞かれ、ああこれをもらったということは単なるお土産じゃなくて、スタッフという風にまだ認めてくださっているんだなと思い、その思いに酬いるべく最後の片付けも手伝ってきました。こういうところはわたしてんびんの支配星の金星が蠍だよなあと思います。
あー10年ぶりにみんなと再会できてよかったー