ひすいメモ2 糸魚川とその周辺神社のこと
ちょっと前のブログにたくさんヒスイハンターのブログを紹介させていただいたのですが、それを読んでいるとすごい石広い沼・・・年に数回、すごいと2,3か月おきに糸魚川に行っている人や、地元の人に至っては天気が良い日は毎回行っているというのめり込みぐあいです。もうただただ、感心するのみですね。わたしももう一回行きたいなーとは思います。
新潟のほうの糸魚川には結局今回行けず、フォッサマグナミュージアムはまだ未踏。ひすい狭も行ってみたいところ。でも毎回行くかというと、そういう情熱はないかも。数年に1回でいいかなというのが正直な感想です。ヒスイをタダで拾えるといえば、簡単に聞こえますが、そこまでの交通費はもちろん、探す時間が膨大ですね。行く人はもう朝から晩までずーーーっと見ている。それなのに1個とかくず石ばかりとかもうザラです。もうそうなるとバイトとしては労働時間とゲットできるバランスが悪いです、笑。そして、そこまでの根性と体力をわたしが持っていないので、ヒスイハンター達はそういう才能を持ち合わせた特殊な人に見えますね。
わたしみたいな石は好きだけど判別に自信ないぞーというひとは、エコロの森主催の【幸せ❤海岸ツアー 海岸ノルディック&ヒスイ探し(海展望風呂と海鮮御膳付き)】とかあります、笑。タイトルがすごいねー。そしてこれは4月から11月までです。確か長靴貸してもらえるはず。他にも海でヨガをやってからヒスイ拾いとかスゴイのも。
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最初、ひすいを拾いに行きたいと思ったのは、ずっと前に行った穂高神社の前の道の名前が糸魚川街道と書いてあったのを見てからです。糸魚川のヒスイが、諏訪湖のほとりにある諏訪大社の前まで来ている。その途中に穂高があるというのがとても衝撃でした。
万葉集にも・・・
名河(ぬなかわ)の底なる玉 求めて得し玉かも
拾(ひり)いて得し玉かも
あたらしき君が老ゆらく惜しも
というものがあり、やはりヒスイ=玉で表現されています。このぬなかわが古事記にも出てくる奴奈川姫、さらに糸魚川にはこの姫が「神話の時代、ヒスイを用いて祭祀を行い、」大国主と結婚し、諏訪大社のご祭神でもある建御名方神 (たけみなかたのかみ)の母でもある」という伝説があります。そして糸魚川街道が実際につながっている。とても面白く感じます。そんな糸魚川には3か所あるみたいです。
あとこの糸魚川のジオサイトの1つに「奴奈川姫の産所」という興味深いところも。
これだけ、ヒスイの地に仕立て上げられている糸魚川ですが、最近発掘されヒスイがもてはやされているのです。本当、昭和後半。
◆糸魚川のヒスイはだいぶ長い間忘れられていた。
なんと再発見されたのは終戦直前の1938年。それまで1000年以上忘れ去られていたということを知りました。そして小滝峡(ひすいがごろごろしている谷?)が天然記念物指定されたのは1954年。一攫千金を夢見ちゃった文化保護とか無視系の人たちが盗掘するので、フォッサマグナミュージアムを17億かけて建設したようです。そしてヒスイ等の鉱物資源を集めるためのお金は4億。どの財源から出したんだろう、フォッサマグナミュージアム。
※ひすいというか、糸魚川の周辺の歴史などがくわしく書かれているのはこのサイトです。この方、ちとスピ系っぽいので一瞬たじろぐのですが、下の方の参考文献を見るとお見事な量を読んでいます。面白いので興味ある方はどうぞ。
いろいろ、繋がっていてますます面白い、行ってみたい糸魚川ー。