ミネラル・ハンティングと牡牛天王星
次回のウラナイトナカイは5月14日
11:00~21:00 みかみまき 通常鑑定
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※13:00~15:00はご予約いただいています。当日に気が向いてふらりとお越しいただくの大歓迎です。
※お申込み:お待たせしたりするのは申し訳ないので、お電話でご連絡いただくか、メールにてcaribou.lynxhare@@gmail.com (@を1つ抜いてご利用ください) ご連絡いただければ幸いです。
5月のウラナイトナカイは14,21日で28日はお休みです。くわしくはこちら⇒★
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【おしらせ】
☆トーキングアバウト青い鳥のタロット『 XVII. The STAR 』が公開されました。
★5月13日(日):(満席) 相性のチャート読み講座やります
※6月22日(金)、7月15日(日)にも開催します。あわせてどうぞ。
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先日、富山から帰ってきてから石のことばかり考えていて、インスタとかもメノウ拾いの動画ばっかりみちゃうのですが自分のメモ的に。石だけじゃなくて雑感も混線しています、笑。
あれから、2か月くらいいろいろ見てて(ネットの画像やブログ、プロの見解や本5.6冊など)思ったことはですね。わたしが拾ってきたうちこの4つがヒスイかもしれないチーム。
全部で1キロくらい石拾ってきたのに、ほぼロディン石と石英でしたね。無念。
海岸でのヒスイ拾いの敵(?!)としては、ロディン石!
こんなのと間違うわけないじゃん!と思っている方多いと思われるんですがこれ乾いた状態です。濡れていると
こんな感じで濃いグリーンに見えます。天気の悪い海岸だと、まあ緑色が際立ちますね。他がグレーだから。
そしてわたしとしてはこんなの他の浜にないからうれしい「狐石」
これ茶色いところに穴が空いていますがここをルーペでのぞくと晶洞があります。ちっさいやつがきらっとします。これはこれでスバラシイ!
こんな風に光を通すと黄色く透過しますね。
そしてわたしはうれしいですがネフライト
たぶん、ネフライト(軟玉)だとおもわれるのはこれ
手前のやつですね。これ写真の移りではグレーに見えるかもですが、モスグリーンです。ところどころ、黄緑。ネフライトってビリジアン~黄緑っぽいのが多いような気がします。中国では喜ばれるもので、価値もけっこあります(もっとクオリティが高いやつはすごくきれいです。)それに対して、ヒスイの緑はアップルグリーン。
こういう色がヒスイですよねえ・・・わかります、わたしもそういうの拾いたい。我慢できずお店で加工されたビーズを買いました。自分用のピアス・・・と思って作りましたが・・・。ちなみにミャンマー産です。
色はクリソプレーズと似ているかなー。クリソプレーズもヒスイと間違われる。緑のカルセドニーですね。たしかクロム由来だったから色が似てても納得。
これがクリソプレーズです。アップルグリーン!!!でもこんな色の石拾えたら多分ヒスイじゃなくてもうれしい。こういうのは鉱山の鉱脈からとってきたんだと思うんですよね。ちなみにオーストラリア産です。
そして、わたしが拾ったヒスイであろう確率がかなり高い(魅力的な意味では低いけど鉱物の成分的にはヒスイだろうと思われる)ちびっこ。
これです。
え、これヒスイ?!うそーって思った方、多いと思います、笑。ええ、わたしもかなりのリサーチしました、その結果の結論です。
驚いたのですがメルカリにこれと同じような小ささとクオリティのものが販売されていて、500円でした。まあ10%の手数料+送料を考えると実入りからして300円くらいですね。
ヒスイって業者が流通させることとなると、宝石質でなくてはならず、なかなか個人で拾う=一攫千金にはならなそうだったのです。宝石質のものは、50%以上ヒスイ輝石が含まれているヒスイ輝石岩のみ、他のものは資産価値が低いとWikipediaにも書いてあります。俗にロウカンといい、ライトなどで光通さなくても緑に見えて透き通っているものをいうのですが、そういうクオリティじゃないと加工しても手間賃がもったいないという話・・・。
いままで、拾ったものを売るというのは、業者に買い取ってもらうか、個人の路面店で売るかとでした。今はインターネット大明神がいますので、ネットショップがあります。そしてさらにヤフオクが、そしてスマホ誕生とそれに伴うメルカリはそれらの敷居をがばーっとだださげましたね。ヒスイが欲しいけど、お金ないし、加工していなくていいし(もしくは自分でできる)人は、『メルカリ海』をご覧ください。たくさん売っています(でも意外とニセモノも多いから気を付けてね、笑。)
そして、「あーこれ大理石だな・・・ピエタもこんな感じのツヤだもの・・・」と思った石。
これです。
ちょっとばかり光がとおりますけど・・・象牙色の肌を表現するにはよさそうなお色味・・・でも「味のもと」みたいなキラキラはあるんだぜ・・・あきらめきれないから一応鑑別してもらうリストに入ってるぜ・・・向学のために。
いまだにこれがわかりません。
上の方のネフライト疑いのものと比べてみてみるとちょい水色に見えます。青っぽいというか。さんざん見たのですが、こういう色合いの石でヒスイとして拾われている石はなかったです。青いヒスイだととてもレアですが、こんな風にまんべんなく入っているというよりは白地に「ふ」のように入っている場合が多くて、ちょっとないかなーと思っています。とても気になって仕方ありません。
キラキラがあって、ブルーグレーで・・・挽肉みたいな模様。アマゾナイトかしら・・・と思いつつ、他にこういう感じの石を拾って画像をアップしている人も見かけないので、引き続きフォッサマグナミュージアムに持ち込みたい物件ですね。
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この石なのですが、「かみさま、富山くんだりまできたわたしに情けをかけて、おみやげにひすいひろわせてください」と真剣に(?)祈った後、見つけた石。まあその筋の言い方をすると、呼ばれた気がしたのです。その時は「むむ?これは奇麗な石だな、ひ、ひすい??」と思って確信がないまま今に至ります。拾ったときはブルーグリーンのパステルカラーに見えました。形が5角形というのも、魅力。わたしが今回富山に言って拾った中では一番きれいだと思います。これを拾ったおかげで、気持ちよく浜を後にできました。砂みたいな色の石しか落ちてない中でこれはとても目立ちましたし、おおおお!と喜べる色でした。一緒にいた小さい人もこれだったら穴開けてペンダントにしたくなるね、と、共感してもらえました。
(ほかに対しては、以外に辛辣。彼女は貝拾いとシーグラスに夢中)
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とりあえず、あまりに判らないことが多いのでフォッサマグナミュージアムにて鑑定してもらいたい欲求が高まり、今月末には行くように予定を設定。うまく行けば、きっと行けると思います。しかも、意外に乗り気な幼馴染と一緒に!誕生日近いからと生育環境が近いからか、興味出るものが一緒なのだろうか、これもこれでまた興味深い!!
鉱物とか見ていて、毎日見てるとああこれとこれはこういうとこが違うなーとか思うんだけどなんせ地球製スープのブレンド加減で中身が微妙に違う。味噌汁の具が違うみたいにね。
— みかみ まき (@lynxhare) 2018年5月8日
削られちゃって、なんやかや勝手に名前つけられている石より地球の息吹がダイレクトっぽい気するんだよねえ。磨かれた宝石ってきれいなんだけど、ガラスみたいで飽きる。ちらりズムと同じで母岩に埋まっているほうが断然うわああああ!という感動が何回見ても思う。蛇紋岩は磁石がくっつくとかロマン。
— みかみ まき (@lynxhare) 2018年5月8日
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このあいだどこかで書いた気がしたのですが、牡牛サインの領域に天王星が入ると、五感の覚醒(通常感覚の再生がまず先だけど)が肝なんじゃないかなと思っていて(お店日記にちょっと書いた)ちょっとこれを読み直しています。
今年は熊楠の展示も見に行ってちょっと思い出しているのですが、人は自然との闘いで自然とのつながりを切ってきたと思うのですが自然がなくても生きていけるようなシステムが文明だと思うのですね。でも、それは私たちが知覚しているうえでの脅威となる自然を隔離しているつもりであって、地殻の上にカビみたいにへばりついているだけの人が地球全体を流れているリズムに逆らって生きて行けるか?というとそれはNOなんじゃないかなと思うのです。精神的な余白を合理性というもので使いつくしてしまうと、ひとは不具合が出るんじゃないかなと思うんです。恨みとか怒りとか、不安とか。要因がないのにも関わらず、要因を幻想として作り出しては自らの神経を壊しているようにさえ見えます。物理的というより、精神的な疾患や不具合による生命的な危機に陥るって何だろうとよく考えますね。
この鎌田先生の本はだいぶ前に買って読んだのですが、GWに掃除をしていて再発掘したのです。あーこれと思って開いたところに
「目覚めよ五感、脈打つ生命律動」
とかいてありました。なんかちょっとずばーんときましたね。
それで、奴奈川姫がヒスイを下げていた(という伝説、万葉集に歌もある)のをもう一度考えてみると、何とかとても不思議な気持ちになります。
ヒスイ・・・モース硬度的視点から考えると、6.5~7で水晶と同じじゃんって思うのですが内部で針状~繊維状の結晶が複雑に絡み合った鉱物で、すべての鉱物の中で最も割れにくい性質(靭性)もっているそうです。なので、斧の素材として使われてる出土品もあります(もったいない!!)。
中国ではどのヒスイを持っているかで、信用やら地位やらも決まるというほど。なんというか、人を魅了するんだろうなと思います。そういう意味では惹きつける力がある石と思います。加工されたアクセサリーなどには一度も気持ちが惹かれたことがないのですが、こう自然の山から何らかの原因でヒスイの鉱脈からカケラが川に落ち、海に流れ着いて、浜に打ち上げられるということに魅力を感じるのか??とも思いますね。わたしはなんというか原石をカットせず(丸玉とか彫刻とかはなんか無理、磨くくらいならいいかも)に穴をあけて、奴奈川姫みたいに首からぶら下げたいですねー。
本当はその山から落ちて、海で研磨されたという石に魅力を感じるのかもしれません。所属や位、プライド、社会性、憧れなどとは関係なく、自分の感性が美しいと思ったものを選ぶ。それが牡牛イズムなんではないでしょうかね。誰かが「こういう人はこれを着るべき」とかに従わない感性。
ミネラルハンティングというのは、その母なる自然に近づいていく、知りたいと思うという気持ちが伴っている行為なんじゃないかと。それは自然の恵みやその力を私の人生に意識的に取り込むことと言っても過言じゃないかも。ちょっと言葉では表現しづらいのですが、形式とか儀式よりも前の原始的な感性に立ち戻りたいと思う欲求でしょうか。
わたしは一人の力で生きている!と、他を拒み、文明に依存しているから成り立っているということを忘れるべきではないというのでしょうか。文明がなければ、生きられないというのはなんというかちょっと違和感があるのです。いろんなことに適応していけるサバイバル力、ググらなくても内側にある知性が、これからは必要な気がしています。
毎度思っているのですが、天王星が見つかった時代というのは、全体的に物質的豊かさを一部の人だけではなく下々まで浸透していった時代で(産業革命)、それから20世紀にかけてことごとく自然の猛威というものを文明で中和していった時代なんじゃないかと思っていて、その時に判っていた地球と調和して生きていくやり方を忘れてしまったような気がしているのです(その反動にロマン主義的な活動ができている気もしてます)。でも本当は自然に逆らって無視をした文明至上主義な生き方は天王星的ではなくて、トップダウンである土星システムを越えて知性を持った理性と品位で人がつながっていく生き方を見出してジタバタしていくことなんじゃないかと思っているのです。自然への敬意を忘れろってことじゃないと常々思ってます。畏敬の念を持ったまま、文明と自然を両立していく。そんなぐらぐらしたものなのだと思うのです。
つまるところ、「草木国土悉皆成仏」って言葉に立ち返るのです。
そして、自然の美しさに感動しているというのは地球のリズムと調和している、宇宙と調和している感じなんじゃないかなと思っていて、それが私が思う「As above so below」なんですよねー。大げさなようですが、本当に日常の小さいところに宇宙はあるんじゃないかと思うのです。別に地球から出なくても。
そうやってつながっていると、エネルギーをもらえる気がしますね。個人の感想ですが。石が欲しい!というのは物欲ですが(笑)、なんというか動機はそういう美しさを見てみたい、自分で出会いに行きたいと思っているからなんじゃないかなと思いますね。