月光天文台”世界の水晶展”
ふたご座の新月だからってわけでもなかったのですが、ちょっと出かけたい気持ちが盛り上がり,仕事とか家事とかやってないことがたくさんある中衝動的に電車に乗り(でも冷静に予算については考えて鈍行)伊豆に行ってきました。静岡県函南町!
大人って自由だなー、そのための代償をわかっていれば、いくらでも自由になれるね。
まず場所がすごい。うわーこんなところ来ちゃったよーという気持ちが存分に味わえます。
何だろう、「行ったことないところへ行ってみたい衝動(??)」が発動し、その時たまたまツィッターで見かけた月光天文台に併設している地学館「世界の水晶展」に行きました。7月1日までだそうです。近所の方、よかったらどうぞ。遠い方はわざわざ行くことはお勧めしません、笑。函南の駅から交通手段は自家用車か徒歩か、タクシー。わたしはタクシーを使いました1100円くらい。4.5キロくらい離れていて結構山奥。
施設のクオリティや展示がすごいかと言えば、そういう視点で見るとハズレな「これどうやって運営しているんだ??」系の施設ですが・・・しっかし私個人の主観とタイミングからすると大当たり。こういうのって性格によると思います。子どもと涼しいところに出かけたいーという方はいいかも。
誰もいないので学芸員さんにみっちりご案内いただきました(鉱物も宇宙の方も!!)。まずは化石からスタート。化石とは1万年以上前のものをいうようで、化石化していても伊豆のモノは6千年前くらいなので「化石」とするにはちょっと新しい部類というのがまずびっくり。
でも伊豆半島はフィリピンプレートが本州にぶつかってできたものということでちょっと新しい陸地なのでその前のモノがないとか、そんな話をたくさんききました。地学の勉強を一からした感じ。
触れる化石など、身近に感じてもらえる展示多数。これは足の大腿骨の骨だった記憶。模型があったり、工夫一杯の展示。
日本の水晶の展示ケース。でも「え?これだけ?」感が否めない・・・
あと私も持っているマリモ入りの大分県の水晶もありました。星入りと言われていました。へええ。
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ついでにもちろん天文台なので、宇宙の展示スペースも見ます。これも天文学のおさらいができる最初から辿ってくれる系。いいねえ、今の私に必要。知ってることも多いですが知らないことももちろん多い。
“7月31日に火星が最接近、“2003年8月以来の大接近”ですって。
他に興味深いものたくさんあったのですが真剣に聞きすぎて写真失念。あー、スーパーカミオカンデに使われている電球の実物がありました。ちょっとそういうちょいと話も面白い。あれは浜松の職人が一つずつ吹いて作った手作りガラスでできていたようです。すごい。
個人的に面白かったのは切手。
学芸員さんがこの蟹座ほぼザリガニでしょ?って言っているのが面白かった。でもわたしからするとこういう風に書かれている文献たくさんあるんですよーと思いました。よく見かける、ザリガニスタイルの蟹座、笑。
オサレな切手、カナダのモノ。純粋にかわいい。
これはルーマニアの切手。あと中国の切手もたくさんありました。ガリレオガリレイが使っていた望遠鏡のレプリカとか、ニュートンが使っていた望遠鏡のレプリカ、見比べできるのがツボだったり。世界のカレンダーがたくさん展示されていて、暦に関するカルチャーの違いが判ったり。手作りの衛星の模型があったり。月の裏側が見れる3D映像があったり・・・ふふふ、月はずっと同じ面がこちらを向いているのですよね。地球からは裏側が見えないのです。なのでロマンなのです。
4階には展望台もあって、お願いすれば食事もできます。11時と14時~プラネタリウムもありますが私は次に用事があったので、それをスキップして天文台を後にしました。
思い付き旅行なのでこの後、河津に向かいます。