仕えなくていい時代
★10月15日(月)通常鑑定@ウラナイトナカイ
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【NEW】トーキングアバウトThe MOON!
青い鳥のタロット制作を振り返る連載
今回は“XVIII 月”篇!https://t.co/bJfYv8PIT3
『最初は亀?』
新しいデッキを作るにあたって、
「このぐらいのアレンジはOK、これはダメ」という
“実用”の観点からの線引きが生まれた、制作序盤のキーになる一枚です。 pic.twitter.com/UFleFeD9tz— 川口 忠彦◇祝!青い鳥のタロット5周年! (@HESOMOGE) 2018年10月6日
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★10月21日(日)「10月占星術チャートとシナストリーなどを読む講座」⇒★ 残席3
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※以下、ウラナイトナカイお店日記の転載です。
適職を見る占星術を夏に習ってきてから、職業とは何ぞやと思うことが多々あります。鑑定の現場でも仕事運や適職見る依頼があるので、必ず今までの経歴を聞いたり現在のお仕事を伺うのですが、「お仕事は何ですか?」と聞くと「ただの会社員です」と答える方が多くてびっくりします。会社員とは働き方の形態であり実際の作業内容はそれこそ千差万別です。大きくくくって事務作業であったとしても、「新しい職場になれるのに時間がかかる」ように、必ず違います。総務課なのか、人事課なのか、営業事務でも扱っているものは何なのか。それによって使う知識などは本当に違う。それぞれ職業スキルが必要なわけです。
それは個人事業主ももちろん同じだと思うのですが、会社員の場合なぜ「誰でもなれるつまらない職業」と思いこまれているのか?本当はそんなことないと思います。会社員という組織に沿って行動ができるというのも才能。福利厚生を利用し会社経由で社会に適応する一面を満たし、衣食住を確保する。職業に貴賤なし・・・と思います。
対して、そういう会社という組織のからくりに全くテンポが合わずこういう仕事が向かない人が存在することもよく知っています(めっちゃ身近にそういう人がいて間近で見ていたので)。
どういう働き方が良いかとか正しいかとかよりも、より楽にお金が稼げる法で仕事すればいいなと思うのです。つじつまが合っていれば、別に貨幣社会に直接参加しない在り方でもいいと思います。さらにいうと、仕事にプライドなんて求めなくてもいいとさえ思います。自分がバランスが取れているという形で社会と関わり、衣食住を何とかしていれば、いい気がするのです。
そもそも、占星術でよく使われる「Vocation」と言葉は神に言われた(与えられた)仕事ということなので、日本でいう天命に近いのですが、実は17世紀当たりに発生した思想らしいのです。この思想のおかげでスイスの精巧な時計技術が生まれたとこの間何かで読みました。自分のプライベートや楽しみを全て、職人技向上に注ぐ。人生を神に捧げる。迷う必要がなくそれはそれで羨ましい気がします。
でも、現代ではほぼ身分がなくなり、仕える必要がない時代。自分で選び行動してきたことが自分の人生を作る。ある意味恐ろしくもある自由な世界。違法でない限り、その配分はそれぞれの感性に委ねられている時代ににありつつある気がします。契約に沿った役割は分担であって地位ではないし、それに自分の個性を重ねなくてもいいと思います。貨幣社会で生きていくのにお金が必要だから仕事という形で、お金をゲットしているという側面を、自分という存在に混ぜ合わせなくてもいいとも思います。これから、水瓶の領域に冥王星が入っていく過程で、自分の在り方とお金の稼ぎ方はイコールでなくなっていく気がするのですよね。わたしは何ができるからお金にできると、占星術でいう太陽の目的が同じではない人が生きやすくなっていくのではないでしょうか。
ちなみに、占星術では職業は収入(2ハウス)、作業内容(6ハウス)、社会的地位(MC及び10ハウス)の3つを見ますが、ここの詳細を見るときに天体が入っているハウスが感覚的に優先されるような気がしています。特に太陽。太陽がこの2,6,10のどこかに入っていれば特に優先され。
◎2ハウスなら収入を優先して考える(もしくは自分の才能に合わせた働き方とも言われていますがあまり見かけたことがありません、現代では多分収入の手に入れ方に関係あるかも。より効率よくお金を手に入れる=才能みたいな考え方をします。)
◎6ハウスなら作業の内容。収入よりも「作業をしていること」に関してクローズアップされる気がします。手を動かす理由や場所が必要というか。ぼやーっとしていることが苦手な人が多いような気もします。もちろん、土星などリミットをかける天体などが入っているなど、天体に応じた在り方などが体感されているかもしれません。
◎10ハウスは社会でどう扱われたいか(無意識になっていると社会がどう扱ってくるかになることも)が着目される場所、収入や実際何をしているかよりも「どうみられているか?」に意識が行くように思います。
積み上げていないモノ、やっていないものをいきなりカボチャの馬車を作りみたいにはできませんが、占星術で、お金や社会的地位、作業内容などをある程度予測したものを参考に、人生の時間の使い方を見直してみませんか?今まで何を好み選び、どうやって生きてきたかを辿って思い出し、これからをじっくり考えるというのは山羊に冥王星がいる間は大事な気がします。