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あおいとりプロジェクト

故宮博物院、お宝三昧

2020年は1月9日から承ります(4,5日は占い福袋でご予約全部満席です。)
ご予約はこちらをご覧ください
毎週木曜日は吉祥寺マチャムマチャムにおります。

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昨年からぼちぼち書いている台湾旅行記の続きです。(ちょっと前からこのブログ雑な文で載せていたのですが編集しなおしました。)

台湾に行った最大の目的は美味しいご飯ですが、second best的には故宮博物院!夜市で有名な士林駅よりバスで15分くらいの丘の上にあります。

わたしは、ここのひすいの工芸品たちが目当て。前回北京行った時に北京のガイドブック見ていて思ったのですが北京の故宮はもしかして建物しかないのではないか?!と思いました。友だちと話していて微妙に話がずれていて合わなかったんですよね(私が中国の歴史に無知だから)。そのへん、繊細な話題なのかあまりガイドブックとかには載っていない、忖度されている。。。。

色々ググってみると(大変雑ですが)、

台湾の故宮博物院にある宝石系宝物は蒋介石が中国から台湾に移動した際に持ち込んだものです。中国5000年の歴史の割に数が少ないのは秘密裏に持ち出したため。え、それ泥棒じゃんと一瞬思いますがちゃんと理由があるのですね。

蒋介石が率いる国民党が最後の皇帝から政権(と宝物)を引き渡され中華民国作ります。そのあと毛沢東に押され蒋介石が形勢が不利になり台湾移転。その時、故宮から精選した第一級のお宝たち(難を逃れたもの)台北に運ばれました。あ、これ、確か歴史の教科書で習いました、そういえば。紫禁城は皇帝が追い出されてから、「故宮」と呼ばれているようです。

もともと紫禁城は「明清朝の旧王宮である歴史的建造物」で、500年くらい皇帝の住まいとして機能していました。”元(モンゴル帝国)のクビライが大都に建設した宮殿を明の成祖永楽帝が1406年から改築し、1421年に南京から北京へ都を遷してから、清朝滅亡まで宮殿として使われた。“(ウィキペディア参照)とありますね。

日本で紫禁城の映画と言えば『ラストエンペラー』ですね。溥儀が西太后に2歳10か月で皇帝に指名されてからの彼の一生の話です。日本や戦争がかかわってきている話。

あの映画を見ているとわかると思うのですが(見てない人は紫禁城がよくわかるのでお勧め)、中国の紫禁城が外国の手に落ちて翻弄される話(日本とか欧米に)で、そのガタガタの渦中だった西太后は一度失脚して紫禁城を出て(そしたらお金は必要になるだろうし)暮らしています。そりゃ少し持ち出しますよね・・・(後どさくさも多発するでしょうし)

その他、清(皇帝がいた中国の最後の国)から衰退して変化期にちょうど世界大戦があり戦争のどさくさにいろんな人(宦官とか、溥儀とかそういうアクセスしやすい人たち)が自分たちの保身のためにかなり宝に手を付けていて、霧散しそうになったというのが1つ。紫禁城は民衆の怒りの勢いで破壊されそうになりましたが美術的価値を訴えた人がいてギリギリ残されたもの。よかったです、建物残って。今は観光の目玉ですからね、紫禁城。1961年より世界遺産に登録され、入場を予約しないと入れないというものすごい混雑ぶりです。

西太后といえば、昔調べたときにペンシルバニアかどこかの、Penn博物館に西太后の水晶玉と言われているものがあるのですが、いろいろと納得です。

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故宮博物院は丘の上の立派な宮殿のような建物です。バスで入口前まで行くので丘を登らなくて済む。エスカレーターなどない、階段オンリーの建物(たぶんはエレベーターはどこかにあると思うのですが見かけなかったなー)

入り口で地図をもらい、時間のない人は地図で何を見るか決めて行動したほうがいいです。白菜と肉石、ヒスイ細工、香木細工などは三階、年代の古い陶磁器・青銅器は2階、宝石類や多重構造の象牙細工は1階など、あちこちに目玉商品があるので目星を付けるの大事かも。わたしは欲深いし、どこに何があるか把握してなかったので全部の部屋を片っ端から夢中で見たのであれですが、2時間でギリギリでした。いやはや眼福眼福。すごい本場の中国の宝、半端ないです!!

わたしは前世カラスなので、1階の宝石系の展示から見ました。実際目にしてこれほどまでに宝が移されていたとは驚きました。移動が楽で価値が高いもの系(主に宝石類)のコレクションは目を見張るものがあります。
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こういうものがごろごろしています。
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かっこいいトンボのかんざし
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ひすいとスピネル。もう夢中で見ちゃいました。一階にある106という部屋だったと思いますが本当に眼福でした。たくさんたくさんあった!!!

この宝飾品コーナーにある超有名品がびじゅチューン(YouTube)にもある象牙の多層構造に彫ってある「象牙透彫雲龍文套球」。なんと親子三代で作り上げた代物でこれは圧巻でした。本当にどうやって作ったんだろう。(写真失念、人山の黒集りだったので)

台北の故宮博物院といえば、「翠玉白菜」と「肉形石」でしょうがそれは独立した特設コーナーが3階にありました。角煮そっくりに加工した石はお留守でした。そこに大勢が詰めかけていて興ざめ、並ばないとその一角に入れない。

白菜は皆さんが思うのと同じ感想で、「あー、小さいな」ってやつです。まあ、みごとな「ろうかん」の透明なひすいだから超絶高級品というのはわかります、高級な石を白菜にしたのか・・・命知らずだなと思いました。ものとしてはあまり興味は出ませんでした、見慣れすぎていて。同じコーナーにあった金製の宝石がたくさんついた杯のがすごい。聖杯か?というほどのデコレーション。

わたしが結構面白かったのは書道グッズたち。書には全く興味がなく惹かれないのですが道具は好き。
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こんな風にセットになってもっています。硯とか文鎮とか水差しとか。筆置きも結構面白いのありました。この辺はどういうくくりになっているかわからないですが、宝飾品コーナーと同じ部屋にありました。

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水晶の筆置き

わたしが割と楽しかったのは、17世紀の暮らし展みたいなところ。
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こんな風に部屋みたいに並べられてこうやって使われていました見たいな紹介のされ方。
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カッコイイですね。筆が太い!こんなのが日常使いかと思うと想像つかない・・・

華美ではなくてシンプルでシックですね。室町時代(15世紀)も「わびさび」が生まれましたが中国でも同じようなものが流行ったのかな。
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これは猫型ひすい製文鎮、ヒスイ筆置き、そして硯セット。十二国記の世界みたいー

この辺は三階のコーナーでした。
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これは水晶をくりぬいた鉢。この辺はアメシストとかアゲートとかの何か。

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まるでガラス製品のよう!!繊細なつくり。
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三階はヒスイコーナーがあって見ごたえがあります。青銅器や磁器は2階かな(2時間でとりあえず全部の部屋回った)。
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ため息が出たのはこの衝立!!すごい
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これとかも硬いヒスイをよくこんなに細かく削ったなー

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ろうかんじゃないけど、わかりやすいひすい。みどりです。

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個人的にこれだったらほしいと思った鳥の彫られているブローチ。素敵だわー。これも芸が細かいですね。

故宮博物院、建物が古いので全部階段、そして広いので歩きやすい靴がお勧めです。地味に水が持ち込み禁止なので持ち込み注意、チェックされます。

お庭やレストラン棟もあるので今度は1日ゆっくり見て回りたい場所でした。


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みかみ まき

西洋占星術師&アクセサリーデザイナー、水晶占い師占星術・タロットをまついなつき氏に師事、占星術と水晶透視を松村潔氏に師事しております。詳しいプロフィール

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