赤と丹生都比売神社
★11月30日(月)
10:00~13:00 水晶リーディング練習会
14:00~21:00 ウラナイトナカイ 占い通常鑑定
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前回は青の話をブログに書きましたが、
ちなみに赤の絵具には丹(に)や辰砂(主成分は硫化水銀:赤)です。
これは水銀化合物で昔はとても珍重されていました。日本でも、神社の鳥居に塗られていたことも。
今は、というか、鎌倉時代ぐらいから、ベンガラ(酸化鉄)で塗られているほうが多いそうです、オレンジ色に近い朱色というのでしょうか。
丹は血のように赤い色で、べらぼうに高い塗料。日本画の赤はこの貴重な赤を使っています。
この右側の丹生都比売神社というのは、丹=辰砂という意味でそこの産地として、神聖視されていました。
わたしはここに2013年に思い切って一人旅で行きました。
神社庁が主催するイベントに参加したくて。おかげで裏まで見せてもらえました。
すごい貴重な体験でしたねー。
ここの神社、本殿というか社殿は春日づくりで
その柱を修復の時に、禰宜さんのこだわりで
丹をいれたそうです。
世界遺産(高野山一帯のあそこの地域に入ります)は、
現存する一番古い様式に合わせて修復することが決められていて、
ギリギリ、丹を検出することができ、塗料に混ぜて塗ることができたとか。
丹の神様の神社で丹が使われていないのは悲しいですからね。
ちなみに修復を担当したのは、東照宮の修復を担当している
小西美術さんだそうで、すごいやり手の祢宜さんでした。
日本の神社は、その立ち位置からして、今存続の危機に瀕しています。
御朱印の300円ぽっきり、お参りのじゃりせんじゃあ建物は修復できない。
いろいろと手広くやり(お金を回収し)、そして、しっかりと伝統を守ってほしいものです。
丹というのは、水銀化合物ですので猛毒ですけど、
不老長寿の薬と信じられていました。中国の錬丹術ですね。
また、錬金術でも、水銀はヘルメスを象徴する重要な鉱物。
エジプト文明では泥棒除けの毒として用いられていたもの。
要所要所で、重要視されている不思議な鉱物ですね。
血のように赤い石なので、生命力を感じるのでしょうかね。
結構赤いものって毒のこと多いですけどねえ、きのことか!
とにかく丹を口に塗ったりしていたようでおっかない話です。
舞妓さんとかも目に赤い筋入れますが、あれもたぶん、最初は丹だったのでしょう。
今はベニバナだと思いますけど。
ベニバナもまたこれが大変なもので赤くするのにものすごい手間がかかるんですよねえ。