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あおいとりプロジェクト

トマス・モア

2016年04月4日|Book, Impression, やまねこクロニクル

好きな先生の授業の中にあったトマスモアのコマ。
4時間という長丁場でしたが、受講してきました。

わたしすっかり申し込んだの忘れていて、
スケジューラーをみて、「あ!」と思いギリギリに本を密林に申し込んだのです。
申し込みが3月23日。

到着までにひと悶着あったこの本。
それが3月24日。
25日から、土星が逆行し始めていたので
もしかしたら、その影響があったかもしれません。
結局変則的な技を経て、25日の12時くらいに届きました、笑。

 

最初は、ものすごいイライラしたのです。
でも、本は無事届いたし、目的は達成されたし
思わず
『あーもうめんどくさいからいいや。きもいけど、この本に罪はなく、
そして探しに行く暇もない。これを使えと無理くり納得することにする。
こちらが了解している手順がきちんと守られず、
自力アイディアで何とかしてしまうやり方に美しさはないと思うが、
小さいことで正義を振りかざしたところで消耗するだけだとP月の魚最終度数が言っている。』
と。

 

最近、なんというかAPにp月が触っているからか、恐ろしくピリピリしてる。
環境がっていう感じかな。凪だったのに、急に波立ち始めて荒い波がみえるというか。
土星の逆行なのかちょっとわかりませんね。
とりあえず、この土星の逆行、8月のお盆のころまで続きます。
最初のほうの度数で拾い損ねた後悔を取り返すチャンスがあったらがんばってみてください。
努力する価値があると思います。
わたしは冬の間にサボっていた運動をその分取り戻さなくちゃかなーと思っています。
ヨガとかも新しいことできるようになりたいし、ハトのポーズとかヨガっぽいものがやりたい。

 

4月17日~火星も逆行し、GWは結構派手なアスペクトになります。
双子、乙女、射手、魚の前半生まれの人は結構巻き込まれるかも。
ということをしみじみ思い出しました(ワタクシ、MCICは柔軟宮、月乙女)
まあ、イラッとしたくらいで、たいしたことではないですね。
こうあるべきと強く思ってしまっている自分に気が付けたのが良かったかも。

 

***

ともかく、無事トマスモアの授業は受けられました。
トマスモア、私守備範囲外で(たいていのものは守備範囲外ですね、ハイ)
ルネッサンス期の人で、お友だちに人文主義者・エラスムスがいます。
エラスムスはそれまで聖書とはラテン語で読むものとされていたところを
新約聖書だけは最初に古代ギリシャ語で書かれていたからギリシャ語で読むべきだ
ということになり、ギリシャ語に翻訳して、教会を敵にまわしちゃった人です。
そして、その思想にマルティン・ルターが共感してそれをドイツ語に訳したそうで。
ルターは、プロテスタントができる流れを作った宗教革命の人ですね。

 

そんな時代の、トマス・モア、実は法律家です。
ヘンリー8世に重宝された人で、その仕事で
アムステルダムに行った時仕事がうまくいかず暇をしていて
滞在先で書いたのが「ユートピア」。
このころフィッチーノがメディチ家の保護を受け、
プラトンなどギリシア語文献の著作をラテン語に翻訳したころで、
プラトンが最新の流行でした。
神学者のフィッチーノはキリスト教が生まれる前の
前段階の古代宗教として認識されこの考え方が洗練して
キリスト教になったという風に受け止められていた感じでした。
(まあ確かにそうではあるけど、ちょっと違う気も、笑)

 

なので、ユートピアの法律やいろいろは
プラトンの国家(ポリティア)をベースに比較対象となっていますね。
そこがなかなか面白いと気が付きました。

 

トマス・モアはユリウス暦の1476年2月6日生まれ。
IMG_8473 (1)

生まれは法律家の家系。
太陽水瓶で乙女土星がオポ(蠍海王星と天王星合のスクエアタイプでも)。
ヘンリー8世の離婚そしてローマ教皇の権威を否定してイギリス独自の宗派を作ることに反対し、
処刑された信条を貫き通す固定宮。
(あ、この時代はまだ土星以遠の星見つかっていません。
見つかってないと人々の意識も星を意識しにくいのかもと思っています、わたしは)

 

このころは、新大陸を発見している人が何人もいて、
そういう話題があちこちで出る大航海時代でもあります。
新しい世界へのあこがれみたいなものがフィクションとして
物語風に描かれています。
アメリカ大陸の名前の語源ともなった
アメリゴ・ヴェスプッチ「新世界」などから影響を受けているようで。
こういう風に解説されるとわたし的にはどんどん親しみがわいてきます。
歴史の面白さでもありますね。

 

結局、ヘンリー8世の離婚再婚事件のごたごたに
巻き込まれ、処刑されてしまう人です。
本職は法務官みたいな仕事で、
自分の信念を曲げてまで王に命乞いできず、
(ローマ法王の権力をないことにするということに同意できなかった)
処刑されてしまうことで、聖人として列聖します。
本にセントトマスモアとかいてありますね。
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1935年ナチスのカソリック弾圧を機に、聖人に列聖までしてる人でございます。
土星を超えてる思うし、この時期発見されてない天王星や海王星が見えているように感じさせる人。
新大陸発見の時期に発見されてない理想の島があると言う夢は60度に近い牡羊木星。
王様にも懇意にされていた実力派知識人。エラスムスの親友ってだけありますね。
エラスムス、翌年に失意のせいか、あとを追うようになくなっています。
エラスムスもローマカソリックとルターに板挟みで大変でしたから。

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挿絵にエルメスの杖。
こういう装丁かっこいいですよねえ。
とても好みで、何かなぞが隠されてそうで
見入ってしまいます。

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***

余談ですが、
Wikipediaなどに載っている肖像画は
ハンス・ホルバインが描いたもので
現在は、アメリカのニューヨークにあるフリックコレクションにあります。
フリック氏の邸宅が美術館になっていて、結構な所蔵があるそうです。
見る価値あるそうなのでお近くにお立ち寄りの方はぜひ。
 


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みかみ まき

西洋占星術師&アクセサリーデザイナー、水晶占い師占星術・タロットをまついなつき氏に師事、占星術と水晶透視を松村潔氏に師事しております。詳しいプロフィール

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