【イギリス6】学究の徒の街だから博物館三昧
イギリス旅行記
【その1】、【その2】、【その3】、【その4】、【その5】、【その6】、【その7】
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地図を見てるとオックスフォード狭いですが、みっちみちに学校群です。
オックスフォード大学という名前の大学はなくて、
大学群を総称して、オックスフォード大学というのですが。
そしてその学校たちが持っているお宝をどこもかしこも無料で公開。
宝の山です。次いつ行けるかわからないし、何回見ても楽しい。
これは見ておかないとと思ってました。
わたしの学校のスケジュールもみちみちなので、
月曜日の午後、受けたい授業がないのをいいことに
エスケイプさせていただいて、博物館に行ってきました。
エクソダース!
いやあ、もう大人なので3日間もみっちり勉強しているとめっちゃ疲れます。
もう椅子に座ってるの無理!と思って思い切ってスキップしましたクラス、笑。
わたしのお金が無駄になるのならだれも文句ないだろう!
大人って自分の選択に寄るから楽しい~。サマースクール終わったからと言って
デポルマがでるわけでもないので、適当に聞きたい授業だけ聞きました。
それでも結構ぎちぎちだったと思いますが(もう無理だったので、笑)
◆University Museum of Natural History(自然史大学博物館)
ここは絶対行くと決めていたファーストプライオリティ。
何がいるって絶滅したドードーがいます、笑。
へえええ、こんな鳥いるんだ~なんてまじまじと。
オックスフォードといえばAlice in Wanderlandですけど、
その中にドードーバードが出てきますよね
思わずハガキかいました。ドードーバードとアリス(in Blackwell’s bookstore)
建物もカッコイイ作りで、惹かれました。
ここの博物館は、はく製がたくさんあるのですが、触っていいのです!!!
興奮気味に気味に熊に触ってみる。
ふおおおおお!みみこさんなら悲鳴あげてるかも(熊が嫌い)
ここで私が一つびっくりしたトピック。
どこか見て回った?と言われたとき、
「博物館に入ってみたい。ドードーみたいんだよね」
と答えたら
「It’s the stuffed animal, isn’t it?」
と言われて、私の中でstuffed animalは動物のぬいぐるみだったのですけど
剥製って意味もあるのかー!!と目からうろこでした。
ちなみに絶滅したはextinct, 本能はinstinct
という興味深い対称(?)。
あと、「ドードーは見なくちゃ!」と勧めたら、
「それは神話的意味でもあるの?」と聞かれて、
びっくりしました。
四六時中、占星術のことしか考えていないのね、笑。
わたしのような邪心な好奇心を恥ずかしく思いました、笑。
◆Pitt Rivers Museum
これは自然史博物館の隣で、隣接しています。
中がつながっている。ここは繋がっているので見たのですけど
不覚にも見入ってしまいました。めっちゃ面白いです。
なんというか、世界中の思想に関するものがたくさん集められている。
細かいものから儀式のモノ、アミュレットやチャームまで。
わたしはシャーマニズムにとても興味があるのでこれはすごいと鼻息荒く
隅々まで見ました。
こういう楽焼みたいな動物も魅力的。
これはイタリア製。古くないみたいですが
顔が面白い。
これはブリンギングアニマル!
ネイティブアメリカンのものですね。
これはとても興味あるもの。
自分で石と対話してその石に宿る精霊を掘り起こす
というもので、結構作るの大変なのに、
こんなにたくさん!
この他、儀式用のお面とか衣装とかも
かなりたくさんありました。こういう文化系の博物館
大学らしいなあとしみじみ。宝物を見た気がします。
◆Ashmolean Museum
ここはかのウィリアム・リリーとも親しくしていた
アッシュモール氏の名前の美術館です。
・アッシュモール氏
古物収集家、シュロップシャー州出身 王党派
オックスフォードで学び、占星術、化学、数学への興味を深める。
1660年にWindsor Herald
作家、編集者、古美術商としてのたくさんの仕事、ヘルメス主義に興味を持つect
1638年からあって、イギリス最古の博物館ということで。
考古学博物館でもあるのでわたしの興味ど真ん中です。
わたしの好みで、動物の姿をした神様が好き。この辺はエジプトですね。
とても興味深く拝見したのは、
儀式用っぽい水晶の飾りのついたソード
1500年代に法王からヘンリー8世に与えられた剣に
1600年代、水晶の飾りをつけなおしたというもの。
鉄製で銀メッキ。
わたしちょっとイギリスのケルト系の水晶考古学に興味あります。
結局、いろんな人に聞きましたがみなちゃんと答えられていない
(もしくはそんなこと重要じゃないと思っている節があり)
水晶が使われるということは、水晶が良く取れるか
水晶に何らかの特別な思い入れがあるのが通常。
今みたいに、流通が活発じゃなかったので文化背景上、
どっかの鉱山で水晶が取れないとつじつまが合わないのです。
調べてみたら、結構有名な産地在りますね。
‟スコットランド高地、インバネス南方のケアンゴームがかつて煙水晶の細工で有名だった
シトリンとスモーキークォーツが取れるカーンゴーム産
…スコットランド衣装のブローチや短刀の柄、鼻煙壷の栓などに好んで用いられた”とこのサイトに。
スコットランドの国石:カーンゴーム(黒水晶)だとか。
スモーキークォーツが取れるなら透明な水晶もあってもおかしくないです。
そしてそれが希少なら、清らかなイメージを持ってもいいかなと思います。
あと、フランス産の水晶が使われているものもありました。
残念ながら、黒い水晶の細工物は見かけませんでした。
あとはササン朝ペルシャのコイン
この辺金貨より銀貨が多いのに、これ金貨。
そして、拝火教の模様でした。興味深い
そして入り口には、バビロニアでよく見かけるこの人
大英博物館にもたくさんありますよねえ。
同じ地域のやつ全部持って帰って来ちゃったのかしら・・・
とちょっと不安になりますね、笑。
あと教科書でよく見かけた「アガメムノン」!
え~、あれかな、あれだよねと思ってみたら
やはりアガメムノンと書いてありました。
ここでは、お昼を食べました。
キッシュのセットに二つデリが選べるもの
そしてイングリッシュティ(頼むの楽だから)
いつも期待してないのですが美術館ご飯
ここのは結構おいしかったです。