赤坂迎賓館・和風別館
2017年04月28日|Impression, Trip, やまねこクロニクル|和風別館, 迎賓館
次のみかみの鑑定の日は・・・
★5月1日(月)11時~21時 通常鑑定
・場所は ウラナイトナカイ!
※今のところご予約ありません
★あおいとりアクセサリー、新商品アップしました。
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ともだちが抽選で和風別館の見学を当てたので
一緒に便乗して参加させてもらいました、迎賓館。
これ主庭と本館だけでも予約必要なんですね。
別邸は持って予約取りにくい・・・らしい。
わたしはここの存在もよく知らなかったのでそんなシステムとは驚きました。
しかも管轄は内閣府!場所は四谷駅が近いですかねー。初見学!
地図を見ながらたどり着いたら、どこのベルサイユ宮殿!
しかもすごいものものしい!警備過剰!
ちょっと経ってると必ず声をかけられる。
遠いな・・・前庭広い。
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時間は決まっていて12時半から時間を過ぎると権利を失います。
待ち合わせは11時50分にして12時には入って、受付に向かいました。
まず、西門に回って受付をしますが、門をくぐる前に、予約を確認されます。
そして、チケットを買うブースの前に空港並みのセキュリティチェック。
名前を確認され・・・・入場料は1500円。高い!
入って噴水の横に白い屋根の受付のテントがあると聞いてそこに向かいます。
庭広い。室内の撮影は基本的に禁止なので外側だけなんとなく撮影(中の写真はここをご参照ください)
入ると横に出てこのちょっと横に本館入口があります。
噴水、グリフィン4頭、Why・・・
基本的に、本館は耐震仕様になっています。鉄筋がたくさん入ってる。
1890年~1902年くらいに建てられているといっていました。
最初は皇族用の建物。昭和天皇が住んでいたようです。5年くらい?新婚時代はここで過ごしていて
長女と次女はこちらで生まれているそうです。
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和風別館は、庭の一部の小道から見学路になっていて、普段は立ち入り禁止区域。ガイドさんの案内に従って、入ります。
この本館の建物、皇族系の人が終戦まで過ごしていて、その後維持ができなくなり国の持ち物になりました。そして、国会図書館、東京オリンピック時の事務局になり、古いので壊して15階建てのビルを建てる計画が持ち上がっていたそうです(あほか!)中に調査に入った学者さんが「これは壊すわけにいかないね」ということになり、補修改修迎賓館に作り替えられたそうです。
別館を見学した後中に入ったのですが、フランスの職人に注文した贅沢の粋を尽くしたもの。現代あんなもの作ろうとしたらもうね、大クレームですよ。1トン級のシャンデリアとかバンバンありますし、天井画もゴージャス。もうまるでベルサイユ、もしくはヴァチカンですよ。金ぴかでキラキラです。
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迎賓館になってから最初のお客様はアメリカのジェラルド・R・フォード大統領(たぶん)。
その次がエリザベス女王で、その時の記念植樹。オークツリーです。
エリザベス女王は2本、木を持ってきたそうです。もう一本はイギリス大使館に植わっているそうで。もし万が一枯れたりしたときにスイッチするようだったとか。この木も、普段は見れない位置にありますね。45年くらい。
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外見はこんな感じ。前庭には、梅の木、桜の木がお部屋から見やすいように配置されています。中は足跡が付くような硯用の石が床材に使われていました。パンピーたちが歩くと足跡が付くということで(掃除大変)赤いじゅうたんが敷かれていました。
壁は漆喰ですが何か特殊なやりかたらしく、塗り替えると小さい箇所で100万、大きい面だと1000万円とかするので触らないように!!と繰り返し言われました・・・おいてある花瓶やらは国宝級!人間国宝がつくったものばかりです。あちこち本当に気を使います。手をついたら・・・きゃー!!ってことになります。ガイドさんの他に係員が3人ついていて、一人はセキュリティの人に見えました。こんな26人くらいの団体に4人職員が付くなんて・・・どんだけ・・・しかもふたり完全に何のためにいるのかわからない人でした。なんかいるだけで、注意しているわけでも見張っているわけでも、ぽやーっとしているだけでしたね。あれ何担当だろう・・・
前にある池は本来鯉用の池ではなく水深が50cmしかなくて、某N県の星、K.T元首相が、池があるのに鯉がいないとは何事ということになり、急きょ50匹入れて夏の暑さに38匹が死んだそう。かわいそうなので池の深さは今80cmに改装されたそうです。今は100匹近くいるそうで。外国の方は鯉の餌やりをとても喜ぶそうなのでまあ無駄ではないようです。ベランダの手すりをトントンとたたくと鯉がわーっとよってくる用にしつけられていました。すごい。
この和風別館は、会食で使われているで、16人くらい座れるようなつくりでした。外国の人も入れるように掘りごたつ式。掘りごたつに板を渡せば、上に畳を乗せられ、和室にもできるようになっていました。その他、割烹料理店のようなカウンタースタイルの即席料理のための部屋もありました。さらに茶室も。なかなか税金で接待をゴージャスになさっているようなので、外交ぜひ成功させて成果を上げてもらいたいなと思った次第です。現職のA首相はビガビガの夜のライトアップが好きらしく、時々発電機を持ってきて派手にライトアップ演出されるようです。
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感想としては、こういう文化財というのは歴史が重ねられている象徴でもあるので一朝一夕ではそろえられないし、現代まとものこういうものを作るのは本当に技術的にも、予算的にも無理なんじゃないかと。壊されなくて本当によかったです。フランスで注文されたので本当ちょっと質素なベルサイユ作りでした。でも、ちょっとずつ和が入れられていてサーベルじゃなくて日本刀モチーフとか、アーマーではなくて甲冑、鎧モデルとか。
扉の屋根なんてシンデレラか。
アトラスと思いきや、鳳凰が地球守っています。