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あおいとりプロジェクト

木星についての追記(メモ的考察)

2017年05月2日|astrology, memo, やまねこクロニクル

メイデーの昨日、お店日記で天秤木星のパートナーシップを取り上げましたが、それの続き。

9ハウスや木星のジュピター(ローマ時代の宗教の最高神ユピテル、古代ギリシャのゼウスと合祀)木星ってもともとの射手座の支配星で神の掲げる理想的だよなあとふと思いました。古代ギリシャの方を考えるのが自然かな。名前は英語読みだけど。対比として、土星から考えていきます。

土星は英語では「サターン」たぶんラテン語ではサトゥルヌス、古代ギリシャではクロノスで農耕の神様です。農耕の神様だけど、時間の神様のクロノスと発音が近いので混同されるが別の神かもしれません。でもローマ時代ではほぼ混同されています。大黒天みたいなものですね。大黒天は顔の黒い怒った顔の状態の大黒と大国つまり大国主命が混ざって江戸時代あのような姿に、ほぼリミックス、ご当地キティちゃん状態をいつも想像します、笑。

で、土星に戻りますがクロノスの武器は「万物を切り裂くアダマスの鎌」農耕の神様なので草刈りを持っています、ローマ時代にサトゥルヌスと合祀されてきて、クロノスほぼサトゥルヌスですがサトゥルヌスはサターンの語源で土星の守護神。ゼウスを食べたのもクロノスだし、ゼウスが 神々でさえ逃れられない自然の摂理というイメージで私は土星をとらえています。あと自然は時に無慈悲です。農耕というのもその自然の無慈悲さと共存しながら成り立たせているもの。土星のイメージと私的には合いますね。

サタンと聞いて、キリスト教に置いての悪魔的サタンを思い出しますが、これは同じなんでしょうか。わたしの邪推では何か新しいものが起こる時、古いものを徹底的に批判するものだと思っていて、キリスト教やユダヤ教が流行り出した時古代ギリシャやローマで信仰されていた神は地に落とされ、クロノスは最高神ゼウスを飲み混もうとした本人だから隅に追いやられたと妄想したくなりますね。本当のところどうなのだろう。時間の神クロノスと農耕の神クロノスが混同されたよりは、混同されにくい発音の決定的な差があるのかもしれません。

で、木星なのですが、神々でも避けられない自然の摂理があるというのを運命の女神が言っているのを聞いたことがありますがその辺とひっかけて木星は土星の下なのかなと。まず節理があって宇宙を管理している神がいる。みたいな。神をまとめている神がゼウスで、人間界を見守っている神が太陽のアポロンと言ったらなんとなく私はしっくりきます(あ、事実ではありません、私の妄想です)

木星は理想を決める場所と、思っているところがあります。哲学的。射手座のサインのケンタウルスはとても賢い。哲学問答みたいに議論して決めるプラトン描く「ソクラテス・ダイアログ」みたいな世界を想像します。その木星のイメージに当てはめて考えるとき、よりよくするために可能性を広げて考える、いろんな人の意見を取り入れ良い部分を受け入れるっていう意味もありそうな気がします。そのために何が良いか?というのを時代によって条件によってその土地の風習によってできることを考えるというのも土星と木星の関係性な気がしています。

で、理想を決めるってところを考えると、太陽は見守りだけどジャッジはゼウスなんじゃないかと。雷の神様のゼウス、人は雷落とされるとびっくりしますよね。インドラの矢って、旧約聖書に出てくるってラピュタにもありましたが、天罰っぽく感じるだろうと思います。そして、タロットカードのタワーや、バベルの塔も雷で壊されている。そういう意味で雷というのは象徴的に天罰っていうイメージを持ってもいいかなと思うのですよ。そうすると善悪を決める神でもあるかなと。

土星というのは、ゼウスですら守らなくてはいけない摂理、決まり事と思うと季節の移り変わりという骨格を連想するのでいいかなと思いますね。人は死ぬ運命であるとかね。木星とはそのフレームの中での善悪、主に神及び人間の言動について、生き方についてなんではないかと、思っています。そして土星までが肉眼見える範囲なので、人の知覚できる範囲かなと思いますね。

そして実際の木星というのは、ほぼガスなんですよね。拡大している星!!だから自分の扱える以上に膨れ上がらせるいイメージもあります。いまいちわからないのは木星と火星の関係かな。火星ってどちらかというと、太陽の援軍というイメージがあり、将軍イメージが強いです。たぶん個人的に火星どうでもいいと思っているところがあって(絡み的にノンアスに近い放置状態?)太陽推進のためにしか使っていない感じします。なので、自分の感覚から落としどころがわからん感じしますね。そのうち思いついたらまたメモします。

 

蛇足ですが・・・

土星の書いていて、占星術っていうのは「フレイムワークを通した象徴」だよなあと思いました。占星術のポッドキャストを聞いていて、メモ。占星術はおっそろしく昔から人は空を見上げ、その不思議に取りつかれたおかげでまあ体系がそのまま研究され続けて、つけたしつけたしの秘伝のタレみたいになっているところあります。でも、その歴史の積み重ねを統計と間違えて捉えてしまう人が結構いますね。統計って言葉の定義を知らないんだと思います。実は、意外とただの積み重ねって意味ではなくて、誰かが一定の数(少なくない数できるだけたくさんのほうがいいですよね、それは)、決められた範囲の条件下でデータを集め、数を数えた科学の方式なので、ほとんど占星術はそういうのをやられたことないです。ゴーグリンくらい?、あともう一人くらいいたと思うのですけど、忘れました。それくらいやられていないのです。プリニウスという漫画見るとみんな文献を鵜呑みにしながら勉強して積み上げてきたものなのですよね。だから自分のしていることがどの屋台骨なのか考えると気が遠くなりますので、象徴としては天王星。人知を超えた叡智。

占星術の象徴というのはそういうウナギの伝統のタレみたいなところあって、それぞれがちょっとはやりすたりがあります。宗教に規制されたり弾圧されて、信念を曲げざるを得ないものもあります。例えば心理占星術の始まりも「tend to」という性格傾向とすることで″これは運命論ではありません”と占星術をするためです。じゃないと、魔女狩られるから。人は理解できないものを恐れ排除したがりますからね。そんな理由などが積み重なり、ちゃんこにになっているのも確かです。だからわたしは伝統を学びたいというわけです。趣味ですけど。

最初にメソポタミアにて4つの原則「惑星、12サイン、アスペクト、ハウス」が決まって、その後にギリシャのエレメントが加わってきているから、ギリシャ哲学やメソポタミアの歴史などもわたしには興味対象ですね。

ウィキには、
「統計とは”現象を調査することによって数量で把握すること、または、調査によって得られた数量データ(統計量)のこと”である。」
と書いてありました。


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みかみ まき

西洋占星術師&アクセサリーデザイナー、水晶占い師占星術・タロットをまついなつき氏に師事、占星術と水晶透視を松村潔氏に師事しております。詳しいプロフィール

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