ほしといしと占いのみかみまきのサイト

あおいとりプロジェクト

冬至直前の東方の三博士ごっこ

2020年12月26日|astrology, Days, memo, やまねこクロニクル

★鑑定の予定とかはこちらをご覧ください⇒

*****

このところ、ずっと講座のことで頭がいっぱいで、ブログを書くという余裕がありませんでした。
11月のおわりに講座をして、奈良へ旅行へ行き(ほぼ、寺と御朱印の旅、そのうち旅行記書きます)、12月19日に2回目の講座を終えてほっと息着いたら、気が抜けました、笑。活動宮多めの私には動けるのがありがたい。動かないと心が壊死していく気持ちになります。

IMG_5929

ほっとして家路につくときの四谷駅前の雲がやたらと美しく見えました。なんだろ、この筋がすごい。月も左端にちらっと映っています。プレッシャーから解き放たれて、世界って美しいとか思っていました(単純)

二日間、講座にご参加いただきました皆様ありがとうございます。微妙な社会の空気感の中、大きなチャンスを頂いたフォルチュナムーンさん、ヘイズ中村先生には感謝です。一歩前に出ることを躊躇しますよねえ。

***
IMG_5772
(奈良の紅葉、瑜伽神社にて)

気が付いたら年末です!わたしはもともと、おしゃべりで、いろいろ伝えたがりのはずが(水星天秤サイン)、このところめっきりブログに書きたいことが減りました。書きたいことが何もない!というのがあります。旅行も気軽に行けませんしね・・・

この書けないという気持ちは、なんとなくプレッシャーを感じているからめんどくさくなってしまうというのもありますね。

何回かブログで言っていますが、中野トナカイ及びウラナイトナカイにいるときはお店日記やブログを毎週書くという自分が自分に課した無理ゲーがありまして、店長に心配かけたくないとか、迷惑かけたくないというプレッシャーがいい感じに働いていて、ブログを書かなきゃと思っていた節がありました。

今は逆ですね、書いてはいけないことが多すぎ色々と気を遣うのもあります。社会の価値感というのが統一されていないというのも迷う要因。これ書いて、何か思われないだろうか・・・という天秤サイン死活問題があります。めんどくさいことになって、天秤がガタガタ揺れるのが嫌なのだと思います。揺れなくて済む方を選ぶ、怠ける、楽しいことばかり選ぶという流れが天秤らしいのではないかと。

 

IMG_5835
(※鑑真廟前の森が異世界ぽかった、人もいないし)

基本的に毎日図を眺めて社会動向に気を配っていないので、忘れっぽい、ぼんやり生きています。今回のグレートコンジャンクションは夜空に輝いているのを帰宅途中に発見し、肉眼で見るまで忘れていましたが、空に美しく輝いている星にハッとしました。肉眼であれが土星だ!と認識したのは初めてだった気がします。

 

冬至も近いので気分は東方の三博士。ロマンがありますね!(東方の三博士は占星術師だという説があります。個人的にはあの時代占星術は流行りまくっていたので占星術を知らない博士や賢者はいなかったと思いますね。)

 

木星と土星が合(同じくらいの位置にいること)は英語でグレートコンジャンクションと言われています。

はるかむかし、キリスト(救世主)であるイエスという人が生まれる直前、東方の三博士が木星と土星が近づいていくのをみて、「王の交代」を予知します。3人は、新しい王に会いに行くのに旅に出る。羊飼いも星に気が付き祈りをささげる。東方、ベツレヘムから見て東、つまりメソポタミア地方ですね。聖書では占星術をカルディア人の知恵、つまりカルディア人の国バビロニアからくるわけです。この後王は新生児を殺しまくるという愚行を行ってしまうわけですけど・・・(詳しくは旧約聖書を読み込んでみてください)

 

王は神の代理人(神なら木星、王なら太陽)、それが自然の摂理の風向きの替わりで改革が起こる新しい摂理(土星)が価値観(木星)に働くと東方の三博士は読んだのかもしれません。

 

イエスが生まれたときに、彼が新時代の王といったのはこのグレートコンジャンクションを見たからと言われています。そして、今回もクリスマス前の冬至近くにグレートコンジャンクションが見えたので、ウキウキしました。しかも見えたのは西ですよ?東方の三博士と一緒じゃないですかね。賢者たちは、星に向かって歩いたのですから。

 

現代のグレートコンジャンクション。

2019年12月、冥王星が土星を踏んずけて改良し再構築をしました。実際、社会的に価値観がコロナ禍によってひっくり返されていましたね。2020年12月、改革された土星(社会構造、摂理)が木星(価値観、善と信じるもの、大昔なら神のご意向?)とコンジャンクションしていました。

去年の今頃、冥王星と土星がコンジャンクションして、その後コロナ禍が始まりました。個人的に2020年は悲しいことがありましたが、悠長に悲しんでいられないほどコロナ禍が生活を支配していきました・・・。精神的には激動の1年でした。あまり影響を受けなかったという人は少ないのではないでしょうか?

 

冥王星が、土星を壊して再構築するとも読める象徴でしたが、その再構築されて刷新された土星が木星にコンジャンクションしていると個人的に考えています。だから、後ろに私たちの社会的衝撃が価値観に揺らぎをもたらすようなイメージ。

コンジャンクションは凶相でもありますが、吉相とも読めます。一緒に共闘するでもあり、巻き込まれて引きずられるとも読めます。カリスマ性(冥王星)の前で人は善悪を判断しにくくなります。抗いにくい魅力ともいえる。「この人についていきたい、(内容を吟味せずとも)この人の言うことは正しいに決まっている」という思考の放棄も起きやすいです(人とは限らないけど)。人によっては、力のある人のそばにいられる多幸感って存在すると思います。学びが多いとか、考えなくても間違えないという勘違いとか。

土星は山羊と水瓶サインの支配星、山羊サインはトップダウン型の構造、水瓶サインは車座の関係性かな。

もともと、吉凶というのは本人の感じ方なんだということも忘れたくないところ。だから、このムーブメントは絶望でも希望でもない、ただの変化であり、転換点です。それをどう生かすかは個人次第ということになると思います。

 

そう私が思うのは、その後に星が入っていくサインの領域を考えているから。水瓶サインに土星と木星が入っています。人間の手が届く、肉眼で見える星が土星まで。(天王星も見えなくはないのですが知識がないと難しい)土星は東京のわたしの自宅からでも見える星。それだけ、身近であると思います。その土星と木星が水瓶入りしました。自分の太陽(地球)の外を回っている惑星であり内側ではないので、社会で自分がどう行動するかに関することなのでしょう。

 

家にいること、家から出て移動することは今個人の価値観に委ねられ、バラバラですよね。自分の都合で、自分の価値感で皆さん移動距離を決めているなあというところが、水瓶っぽいなと思います。大昔ならゲシュタポみたいなのが出てきて強制的に決められてしまっていたけど、今は個人の知性や善意に委ねられている。政府の強制がゆるいしというか。

 

特にこの年末年始の行動範囲は社会的規範が定まらない中、自分はどうするのか、そしてその結果を受け止めるという難しい境になっていることで、今回の動きの縮図かなと思います。これは良い悪いに関係なく、自分がどうしたいか、社会はどう見るか、社会が正しいかはわからないけどはっちゃけていいのかという悩ましい問題になっていますね。

幸せとは心の持ちようなのです、外から判断できることではない。人は自分の不快さには敏感です。頭で考えた自分の幸せと体が思う幸せが違うことがあります。体は自分の幸せのために動く。理性は社会的に自分が幸せそうに見えるような虚構を思い描く。今自分が在る状態が体の最適解なんじゃないかな。


Profile

みかみまきプロフィール写真
みかみ まき

西洋占星術師&アクセサリーデザイナー、水晶占い師占星術・タロットをまついなつき氏に師事、占星術と水晶透視を松村潔氏に師事しております。詳しいプロフィール

noteつかってます