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あおいとりプロジェクト

癒される芸術

2022年06月28日|astrology, Days, やまねこクロニクル

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(ひとつ前のブログはnoteに書いています。写真が多い散文的なものはこっちにしています)

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お友だちが「バレエのチケットがあるので行きませんか?」とエア・ツィートしているのを見かけて、「バレエ見たことないから見てみたいな」と手を上げました。

48年生きてきて、バレエを一回も見たことがなかったのです。あの名作の映画「ブラックスワン」ですら見てない(本も読んでない)というていたらく。漫画でテレプシコーラという漫画を借りて読んだくらいですが、平面的でへぇーっと思ったくらいでしみ込んでませんでした。でもふと興味がわいたのです。

 

本当にわずかなムーブ。
ファンの方がいたら申し訳ないのでもし誰もいなかったらと一緒に行きたいという消極的な挙手でしたが、結局行けることに。

 

当日まで演目が何でどこでやってどの団体がやるのかも見ず(そこには興味がわかなかった)、夕方から出かけるの億劫だなあとか思ったりして笑。しかし結果、びっくりするくらい面白かったのです。スタンディングオベーションしたくなるくらい。この気持ちをどう表現したらいいのだろうと一緒見見た人と言い合って興奮冷めやらぬ家路。面白かったと興奮気味に説明するも見ていない人には伝わらず、家人がうっとうしそうに私を見ていました笑。

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生オーケストラと、完成度の高いバレエ。バレエって踊っているだけで歌も入らないし、パントマイムみたいな表現はありますがほぼ踊っているのでそういうのもなし。どの辺がドンキホーテなのか?!という内容でしたが(物語的に)、そういう小さいことはどうでもよいくらい引き込まれる。

 

バレエ音楽の「ドンキホーテ」(ミンクス作曲)というのがあるらしくそれに沿ってはいましたが、衣装が華やかで色がきれい。バレエとは思えない団体の掛け合い的なダンスも合わさって、視覚的に印象的。おおよそ、前情報なくくみ取った話の内容はウエストサイドストーリーみたいな感じでしたね。ドンキホーテはほぼ出てこない、笑。あとキュービッドが出てくる。

演劇とかも付き合いで行きますが「めっちゃ面白いまた行きたい!」面白いと思ったことほとんどないし(劇団新感線くらいかな)、あまり期待していなかったところにものすごい完成度の見知らぬ芸術を摂取して、急に元気になりました。ああ、わたし気力が落ちていたんだと気が付いたくらいです。

トラディショナルなバレエの表現がてんこ盛りで、どやあ!とくるくる回るとお客さんもすごい!!と拍手する、その掛け合いが続いていく。文章で客観的に表現すると全く面白さがわからないのが、会場が取り巻くエネルギーなのだなと思いました。芸術とはそのエネルギーを場に召喚してみている人に感じさせるもの。ただ人の表現では芸術とはなりえないのかもなあとふと思いました。万人に感動を呼び起こすのは難しいけど、その確率が高いのがプロフェッショナルってことなのかもと帰り道に思いました。プロの気迫みたいなものも感じましたね。

ポスターに「見れば元気になる!」みたいな感じのことを書いてありましたが、音楽と衣装(大事)、そして踊りの3つが合わさって錬金術のように癒しが生み出され、本当に元気になりました。

 

こういうのって一期一会なんだろうなあとも思います。今回はめっちゃ当たりの舞台を引き当てて癒されました。しかし、たまに相性が悪いと早く終われーと願う内容に感じたりしますよねえ。自分の気持ちに合う舞台でラッキーでした。

 

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高校の卒業式の日に、担任だった先生が「あなたのいいところは好奇心旺盛なところ」と言われ、それをきいたわたしは「ミーハーみたいでいやだー」とムッとしたのですが好奇心が世界を広げるのよと言われ、そうなんだとその場は思ったのです。でもその言葉を30年くらいたった今も時々思い出しかみしめます。

“世界に関心を持たなければ、世界とはつながれないから受け取れもしない”ということ。

占星術は火地風水の4つの要素で世界は成り立っているとかんがえるのですが(アリストテレス)、水と土は内側に受動的なエレメント女性的なパッシブそのままを受け止め続ける要素に対し、火と風は能動的アクティブ自分で動いてつかみに行く行動になります。

ここ最近、10年くらいずっと土と水の様相が強く「あるがままの自分を受け止める、与えられたものに満足する」というような風潮が強かったように感じます。それも大事なのですが、人って同じものは飽きてきます。廻らないものは澱む。家でも済まないと劣化するし。廻るのは大事なのですよねえ。安心安全は安定、つまり定位置にあること、同じような状況で把握できること。毎回同じなので、構えなくていいということ。

そういう安心や安全から、ほかのほうに気持ちが向くのに必要な架け橋が「好奇心」

何かに関心を向けると、理解できるスピードが違うし、関心が向かないとつながりが持てず理解にたどり着きません。理解って水と風のブレンドだと思います。親しみのようなくっつき定着する要素(水)+内容を把握すること(風)がたしかにわたしの強みだなあと先生の言葉を何度もかみしめています。本当の意味を30過ぎにやっと理解しました。

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コロナ禍で、こういう劇場ものは大打撃を受けたとニュースで耳にします。確かに生きていくうえで音楽や演劇などなくても大丈夫です。でも、太古の昔から人は音楽に親しんでいたし、遺跡には木をたたいたり笛を吹いたりしていた形跡がありいろいろ出土します。集団で生きていくうえで、共感したり気持ちや盛り上がりを一つにしたりするのは水と火のエレメントの役割。この二つは反目する要素ですが、うまく混ざり合うとものすごい効果を生み出すなあと実感しました。今回の演目は政府の助成金みたいなものが入っていましたが、こういうのに税金を使うのは賛成ですね。


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みかみ まき

西洋占星術師&アクセサリーデザイナー、水晶占い師占星術・タロットをまついなつき氏に師事、占星術と水晶透視を松村潔氏に師事しております。詳しいプロフィール

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