トーキングアバウト青い鳥のタロット(XIV. TEMPERANCE 節制)
★毎週月曜日は阿佐ヶ谷のウラナイトナカイにおります。
次回は7月10日11時~21時です。
※17時~18時はご予約いただいています。
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青い鳥のタロットの監修をしたときのエピソードを対談形式でカード一枚一枚お話しているのですが、今週公開されたのは「節制」テンペランスです。
詳しくはこちらをどうぞお読みください。
⇒トーキングアバウト青い鳥のタロット(XIV. TEMPERANCE 節制)
テンペランスという言葉はテンパリングというチョコレートに使われる技法と同じテンパーからきています。テンションが高くて集中が高まっていくことです。ドラゴンクエストで昔、テンションが上がると攻撃力が上がりましたよねーそんなかんじです。
ウェイトさんの解釈で行く(19世紀ゴールエンドーン)と射手座のカードですね。高みに近づくために集中して、自分の持っている力以上のことをやるというイメージ。天使であり、そして錬金術師です。絶妙に配合しなくてはならないその瞬間を見極めてようとする試み。
なぜこのテンペランスはなぜ、ワイングラスみたいのを持っているか?という話。
右から左に流して、浄化する、純化する、錬金術師なんじゃないかなと思います。コップ二つをもってやっていますが、まあ、天使で神の使いなので人間より優秀として、集中すればコップからコップに移すということでalembic(蒸留器)のようなことをやってのけているのか?と想像します。
そして、テンペランスの話をするときに、必ずするのがチョコレートのテンパリング。あれは一回温度を上げて溶かし、温度を下げることで一番つややかな良い状態にするという行為です。それが私は小さいころに熱すぎるお茶を飲む際にコップからコップに移して温度を下げていました(猫舌の知恵。行儀悪いんで外ではやりません)節制のカードのカップからカップに水を移してる行為はそれを思い出します。
そして、足を水に浸けて何かの情報を取り入れながらやっているのは、叡智に繋がりながらの作業にも見えますね。
昔の魔術師はタロット一枚一枚を理解するために、こういう風にタロットの絵を見ながらいろいろ妄想して観察し、ひらめきに出会っていました。
ぜひみなさんも、川口さんの描いた美しいテンペランスをみながら、独自で妄想を広げ、想像してみてください。きっとその過程で、リーディングのヒントを青い鳥がをお届けしますよ。プチ魔術修行です。妄想を日記に着けたりとかすると結構理解広がります。